私立高校

女子校

きたかまくらじょしがくえん

北鎌倉女子学園高等学校

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デジタルパンフレット

学校詳細

建学の精神、教育理念

のびやかな自立した女性を育む

2020年の創立80周年を機に、「のびやかな自立した女性を育む」という新たな教育目標を設定した同校。のびのびとした校風の中で、自分で「どうしたいのか」を考えて、チャレンジできる環境を整えている。整ったICT環境と、グループ学習やグループディスカッション、プレゼンテーションを取り入れた革新的な授業、そして、先生方のきめ細やかな指導で、「伝統」を重んじつつも「革新的」な教育を展開。また、2017年に始まった“ジエシカ”改革では、新しい時代に向けてよりよい教育指導が行えるように、「ジ:自主性の尊重・受験に強い授業」「エ:英語教育の抜本的強化」「シ:施設・備品の一新」「カ:鎌倉に密着した体験学習」という4つの改革に取り組んできた。同校は今、その改革をベースに、次のステップに入り、更なる学校改革を推進している。

教育の特色

自由な発想×テクノロジー

教育面では、ICT、総合探究、グローバルなどの先進的な取り組みに力を入れている。テクノロジーを駆使して、これからの時代に必要な「Communication」「Collaboration」「Critical Thinking」「Creativity」という4つのCを育てる教育を行っている。生徒自身が考え、仲間と学び合うことを大切にした授業を展開している。

普通科「先進コース」は、これから自分の得意なもの、好きなものを見つけたいといった生徒に向いているコースだ。英語や国語、音楽の授業はもちろん、1年次は美術の授業も設定されており、様々なものに取り組みながら、それぞれが進む道を選択する。

普通科「特進コース」は、目標に向かって応用力をつけ、国公立大学、難関私立大学を目指すコースだ。英語の授業が多く、英語をしっかりやりたい生徒や、やりたいこと、行きたい大学が決まっており、目標に向かってスタートダッシュしたい生徒に向いている。2年次からは文系・理系に分かれる。

2025年度に新設される普通科「国際コース」は、グローバル社会で活躍するための思考力・発信力を養い、英語だけで教育を行う日本国内や海外の大学で学習できるレベルの英語力を身につけられるコースだ。高校3年間で最大42時間の英語・国際の授業を選択可能で、オール・イングリッシュの授業で英語コミュニケーション能力を伸ばすことができるほか、ディスカッションやディベート、エッセイライティングなど、英語でのアウトプット活動も多く設定されている。

「音楽科」では、専任教諭やプロから音楽分野の基礎を学ぶ授業と実技レッスンを実施。

また、「総合的な学習の時間」では探究活動を行うオリジナルプログラムとして「KGプロジェクト」を実施。地元鎌倉を通して社会とのつながりを知り、日本や世界が抱える問題に対して主体的な学習を展開する。地元鎌倉・北鎌倉の名店の協力のもと商品を開発する企画や大学とコラボしたプロジェクションマッピングなど、鎌倉の地を生かした探究学習を行っている。その成果を共有するために、様々な形で研究発表をする機会も用意されている。

施設設備

各教室にApple TVを設置

全館Wi-Fi環境を整備。各教室には電子黒板機能つきのプロジェクターとApple TVが設置され、アクティブな学びに対応できるようになっている。2020年には、「プログラミングLABO」と「ラウンジ」を新設。ソファやカラフルなチェアが置かれた「プログラミングLABO」では、3Dプリンターを使ったものづくり、ドローンの操縦、プログラミングなどを楽しく学ぶことができる。講義や憩いの場として利用される「ラウンジ」には、スクリーンやプロジェクターを完備。音楽校舎は2019年にリニューアルされ、マンツーマン指導や個人練習をより快適に行える環境となっている。2020年には従来の静かに勉強する図書館・自習室に加えて、生徒同士の学び合いや総合探究に活用する「話のできる自習室」を新設。2024年度には図書館とカフェテリアをリニューアル。カフェテリアでは交通系ICカードが利用でき、温かい食事が提供されるほか、パン、飲み物、アイスクリームなどを自販機で買うこともできる。

学校行事

生徒主体で開催される体育祭や文化祭

体育祭(5月)は、中1から高3までの混成で3チーム編成され、色別の対抗戦を行う。生徒主体で色分けや競技が企画され、綱引きやリレー、借り人競走など多彩な競技で熱戦を繰り広げる。ダンスやエール交換のパフォーマンスを競う応援合戦は、各チームでアイディアを出し合い、学年やクラスをこえた交流も深まる。

英語のスピーチコンテスト(7月)も開催されている。対象は高1・高2で、代表者は全校生徒の前で練習の成果を発表し、競い合う。

合唱コンクール(9月)は、例年、鎌倉芸術館で行われている。教員による審査で決まる賞のほか、保護者の投票で決まる「保護者賞」が設けられている。

文化祭(10月)では、クラスごとの展示発表や部活動の発表、音楽コース・音楽科の生徒による個人演奏などが行われる。音楽科の生徒によるオペラやミュージカルはレベルが高く、毎年好評を博している。

部活動

活動日は週3日まで

放課後の活動に部活動以外の選択肢も見つけられるよう、活動日は週3日までとしている。

運動部では、全国大会入賞経験があるダンス部や、関東大会常連のバトン部などが活発に活動。近年人気を集めているのは、女子校では数少ないワンダーフォーゲル部。地元鎌倉のハイキングコースや大山など、県内の低山を中心に日帰りハイキングをしたり、夏休みには尾瀬や上高地での合宿を行ったりしている。

文化部では、吹奏楽部やコーラス部が校外のコンクールなどに出場。日本文化部は華道・書道・茶道の3班で構成されており、3つの中からやりたい活動を選ぶことができる。各班の活動日が異なるので、複数の班に参加することも可能。茶道班は、校内の純日本家屋「千草庵」(2018年に内装リニューアル)で活動している。筝曲部(山田流)も「千草庵」で練習を重ね、新入生歓迎会・文化祭・高校3年生を送る送別会などで発表。

進路指導

自分で自分の放課後をデザイン

ボランティアや課外活動などにも取り組みながら、自分で進路を開拓できるように、放課後の特別講座は必要最小限。自分の好きなことや総合探究で関心を持ったことを深めて、自分で自分の放課後をデザインしていく。勉強以外の活動に打ち込むことは、一般入試の前にもう1つのチャンスとして、推薦や総合型選抜にチャレンジする機会にもつながる。学力以外の力を評価される入試では、KGプロジェクトなどで自ら課題を設定して、プレゼン力を磨いてきたことが強みとなる。用意されている講座等は必要最小限であるが、必要なときに質問できる環境を整え、生徒が自分のペースで進んでいけるように、教員たちは一人ひとりの進路に寄り添ってサポートしている。

8月後半には3泊4日での勉強合宿が開催され、特進コース(必修)と先進コース(希望者)が参加。朝から晩まで勉強を行う合宿スタイルで、参加した生徒同士、勉強を共に創りあげる“共創”(きょうそう)を合宿のテーマとしている。合宿をきっかけに勉強に前向きに取り組み、その先の社会貢献まで考えられるようなエンパワーメント型の合宿を行っている。

また、チューター制度を取り入れており、同校出身の大学生チューターが、毎日放課後に自習室に常駐。いつでも身近な先輩に大学や受験について相談できるなど、生徒の進学をバックアップする体制を整えている。

その他

放課後に通い放題の英会話教室「English Room」

校内にある「English Room」には、複数のネイティブ教員が常駐しており、さながら放課後に通い放題の無料の英会話教室と言える。
ここではネイティブ教員との会話を楽しんだり、ゲームや映画で楽しく英語に慣れたりすることができるほか、英検などの2次試験対策にも活用できる。

学んだ英語を実践する場として、月1回程度、ボランティアとして円覚寺と鶴岡八幡宮の境内に立ち、外国人観光客に英語で案内・説明をする「English Guide」を実施。鎌倉は外国人も多く訪れる観光地であるため、海外に出なくても生きた英語を使う機会に恵まれている。「English Guide」は定期的に行っており、できなかったことを調べて次に再挑戦したり、外国人の立場でどのようなことをガイドしてほしいか、日本人にとっては当たり前と思っていることでも説明が必要なポイントはどこかなどをEnglish Roomで事前にネイティブ教員から学んだりして、回を重ねるごとにブラッシュアップすることができる。

制服

コシノジュンコ氏がデザイン

2019年4月の入学生より、世界的デザイナーのコシノジュンコさんデザインの新しい制服になった。
正装ではスクールカラーであるえんじ色のラインが映えるグレーのブレザー、裾の部分に切り替えでグレー基調のチェックがあしらわれたスカート、そしてリボンタイを着用する。
ボトムスの替えとして、オールチェックのスカートや、2023年度に導入された無地のスラックス、グレーチェックのスラックスがある。中に着用するブラウスは薄いグレーとなっている。

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