学校詳細
建学の精神、教育理念
自己肯定感の育成
昭和元年(1926年)、堀之内妙法寺30 世岡田日帰上人により「五重塔を建てるよりも、学校をつくって人間の塔を建てよう」という誓願と決意をもとに創立。生命の尊重・慈悲・平和を建学の理念とし、その具現化のために、第1に自己肯定感、その次に他者肯定感を持てるように生徒を育む。身近で小さな世界の中でのコミュニケーションを重視し、その延長線上として日本や世界へと活躍の場を広げていくことを目指す。
2026年に創立100周年を迎える。
教育の特色
3コース制
「スタンダードコース」は、部活動や課外活動に一生懸命取り組み、推薦入試で進路を決めていく生徒が多い。「アドバンストコース」は、学校生活を充実させながら、大学受験に向けて高いハードルに挑んでいく知的好奇心を育む。「イノベーションコース」は、SDGs(世界を変えるための17の目標)を柱として海外の学校と協働し、課題の発見と解決に取り組む。全コース共通して、部活動を頑張る人、勉強を頑張る人という区別ではなく、1人が部活動も勉強も両方頑張るという意味での「文部両道」を求めている。
施設設備
木もれ日の学園
都心にありながら、春になると梅、木蓮、桃、桜が咲き誇り、緑豊かな環境に恵まれた立地に、充実した教育施設が揃う。食堂では、日替わりランチ、ラーメンやうどんなどを提供。購買では、パンなども購入できる。また、体育館は2つ、グラウンドは大小含め4つと非常に充実。専門のカウンセラーに相談できるカウンセリングハウス(ホワイトハウス)は、悩みを持つ生徒のみならず保護者も利用できる。週1回「瞑想の時間」が行われる講堂は、2022年に国の有形文化財に登録された。校内には他にマルチメディア室、書道室、柔道場、プールなどがある。
学校行事
国際プログラムがさらに充実
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアを中心とした欧米大学の「海外大学進学協定校推薦制度」は指定校推薦のような制度であり、全コース生徒が対象である。また、オーストラリア夏期交流プログラムは約2週間、ニュージーランドターム留学制度は約3ヶ月、6ヶ月、1年間から選択でき、希望制で毎年実施される。
部活動
「できる」と信じるところから始める
生徒の大半が部活動に参加している。水泳部、吹奏楽部、バレーボール部、ソフトボール部は全国大会出場レベル。部活動は、生徒の主体性や表現力、批判的思考力、判断力を鍛える格好の舞台であると考えて、生徒たちの活動を応援している。
進路指導
総合型選抜に強い「東京立正メソッド」
部活動や校内外での活動を通じてさまざまな学びや経験が積める東京立正は総合型選抜に強い。高校3年1学期に行う個人面談、三者面談にて進路スケジュールを綿密にプランニング。その後、担任が夏休み期間に「志望理由書」を細かくチェック。受験日1カ月前からは志望校の専門分野に沿って、各教科の教員が担当面接官となり面接指導を行う。試験本番に100%の力が発揮できるよう、模擬面接を複数回実施する。全教員が一丸となり総合型選抜対策に取り組んでいる。
その他
日本のことを自分事
北海道根室高等学校、沖縄県興南中学校・高等学校とオンラインで「学校間交流会」を定期的に開催し、日本の課題を自分事として学んでいる。2024年は石川県立輪島高等学校を招き、能登半島沖地震の復興が全くと言っていいほど進んでいない現状を知ることができた。また、夏休みには政治家との公開ディスカッションを本校で行い、第4回となった2025年は中学生チームが食糧自給についてプレゼン、討論した。
制服
自由な組み合わせが可能
衣替えがなく、シャツやベスト、セーター、ネクタイを自由に組み合わせることが可能だ。
ジャケットはウールの柔らかい風合いを保ちながら撥水やストレッチなどの機能性も兼ね備えた高級素材。2つボタンでスッキリ見えるシルエットはフォーマル性を高めるデザインとなっている。スラックス、スカート、ネクタイにはスクールカラーであるムラサキ色が映えるデザインとなっている。