ぶんきょうがくいんだいがくじょし
文京学院大学女子高等学校
学校詳細
建学の精神、教育理念
「自立と共生」の力を備えた真の国際人を育成
1924年（大正13年）、女性の社会進出を支援するために、前身の「島田裁縫伝習所」を開校。以来、文京学院では、教育理念に「自立と共生」を掲げ、それを実践する校訓として「誠実・勤勉・仁愛」を継承してきた。今日でも伝統教育を大切にし、礼儀作法（茶道・華道）の授業や、勤勉、集中力を身につける運針やペン習字を行っている。また創立100年を迎え、新たな教育ビジョンに、「自立した学習者の育成」「世界標準の学力と人間力」「日本型教育の継承と発信」「人生100年時代の永久サポート校」を定めた。
教育の特色
「国際教養」と「理数キャリア」、コースの特色を活かした教育活動
「グローバル教育」と「探究活動」を柱とした教育活動を展開。グローバル教育は、豊富な英語授業で、聞く・読む・話す・書くの4技能を伸ばし、世界史や数学など英語以外の教科を英語で学ぶ「コラボ授業」も実施。放課後には、多彩な英語講座を設けた「国際塾」を開講している。また、キャンパス内にある「アオバジャパン・インターナショナルスクール（A-JIS）」と教育提携し、互いの学校のプログラムに参加し合うなど異文化交流を行い、海外研修も多数用意している。
探究活動は、社会問題の解決や、幅広い理系分野の研究など、好きなテーマで探究し発表する学びを実践し、自ら課題を見つけ解決する力や、情報を使いこなす力、言語運用能力などを育成している。また、A-JISと協働探究をしたり、外部の大会やコンクールにも挑戦している。
1年次から、「国際教養」と「理数キャリア」の2つのコースに分かれ、それぞれの進路に沿った学習指導を展開している。国際教養コースは、ネイティブ教員の指導のもと、英語によるエッセイの作成やプレゼンテーションなども行い、留学生やJICA研修生の受け入れ、海外教育研修提携校との交流など、異文化に触れる機会も豊富に設けている。クラスは、1年次に文系の難関大学を目指すTクラスと、文系だけでなく準理系（医療・栄養）や芸術・体育系への進学を目指すAクラスに分かれ、2年次からは英語に特化し、海外大学や国際系の大学を目指すSクラスも設置し、3つのクラス編成となる。
理数キャリアコースは、東邦大学理学部をはじめ理数系大学や企業と連携して、講義や実験、演習を行ったり、タイのPrincess Chulabhorn Science High Schoolと提携した科学交流などを行っている。クラスはTクラスと、Aクラスの2クラス編成。
施設設備
学びや快適な生活を送るための設備が充実
自然豊かな六義園に隣接し、閑静な住宅街の一角にキャンパスがある。冷暖房完備の体育施設が3ヵ所、講演会や発表会などで使用する「ジャシーホール」は、480席の座席を収納すると、体育の授業や部活動にも利用できる。フリーレイアウトで使える「文京アクティブラーニングスタジオ（3部屋）」は、探究活動などに活用。実験室は化学室・物理数学室・生物室・中学生専用理科室の4つの教室を使い分けている。礼法の授業に使用する礼法室や、コンピュータールーム、カフェテリアも完備。また、女子校らしく、広々と明るく清潔感のあるトイレを設置している。
学校行事
高校単体や文京学院ならではの行事も多数
5月に「京王アリーナTOKYO」（調布市）で行われる体育祭、10月の文女祭（文化祭）は、中高合同で開催し、生徒が主体となって企画から運営まで担う。運針競技会やペン習字600枚提出など、文京学院ならではの行事もある。高校単体では、4月にスプリングキャンプ（1年）、6月にサイエンスフェア、11月にスピーチコンテスト、12月に研究成果報告会、1月にタイ科学交流プログラム、2月にマレーシア修学旅行（2年。国内修学旅行も選択可能）を実施。また、7月には1、2年の希望者対象のイギリス、オーストラリア語学研修もある。
部活動
多くの生徒が部活動に参加し、勉強との両立を図る
6度の全国優勝を誇るバレーボール部をはじめ、サッカー部、ソフトテニス部、チアダンス部、新体操部、カラーガード部なども好成績を収めている。文化部は吹奏楽部や書道部などが大会に出場し、数々の賞を受賞。演劇部はミュージカルに挑戦したり、放送部門で総文祭（全国高等学校総合文化祭）にも出場している。運動部の数13、文化部12の他、紅茶同好会がある。また近年、生徒が学校の広報活動をする「BGキャスト」という組織も発足した。
進路指導
併設大学のメリットを活かし、自分が選んだ進路を実現
キャリアプログラムを通じて、1人ひとりが長期的なキャリアビジョンを描き、進路選択をする指導を実施。東邦大学や併設大学の文京学院大学をはじめ、さまざまな大学との連携も推進している。大学受験対策では、グローバル教育や探究活動などで培った英語力や表現力などを、年内入試（総合型選抜、学校推薦型選抜）に活かせるようにサポートをしたり、長期休暇の進学講座、受験直前対策講座、英語特別講座などの学習支援も行っている。英語特別講座は、長年、大手予備校講師を務め、参考書や問題集の著作も多数ある柴田卓也氏が担当している。また、文京学院大学には優先入学制度を利用して、早めに合格を確保することができ、さらに他大学との併願受験も可能なことから、合格を手にした上で、高い目標にチャレンジすることもできる。
その他
勉強の進め方をアドバイスし、受験生全員を応援
学校説明会や模擬試験の際（同校が模擬試験会場になった際）、同校への受験に関係なく、教科ごとの学習の進め方や、模試の成績の上げ方、入試全般の傾向、その年の予想問題などを教えたり、アドバイスをする講座を開き、受験生たちの支援を行っている。
制服
生徒の声も取り入れ、自分らしいコーディネートが楽しめる
冬服は、襟にグリーンのパイピングを施した紺ブレザーに、グリーンのリボンを付け、紺色のボトムス（スカート、スラックス）やチェックスカートと組み合わせる。式典時は紺色のボトムスに黒のサテンリボンを着用する。夏服は、白のオーバーブラウスまたは2023年夏に導入した紺色のポロシャツと、ブラックウォッチ柄のスカートの組み合わせ。気候に合わせて、サマーベストやサマーセーターを着用するなど、バリエーションが豊かだ。また、生徒の声を反映してスラックスやショートソックスを取り入れたり、ブラウスは白とピンクの2色があるなど、いろいろなコーディネートが楽しめ、生徒からの人気も高い。
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