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スクール特集(目黒日本大学高等学校の特色のある教育 #9)

SNSや広報誌で生徒が発信! 広報実行委員が伝えたい「目黒日大生のリアル」

目黒日本大学高等学校では、有志の生徒たちが行ってきた受験生向けの広報活動を2025年度から広報実行委員会としてスタート。10月からの公式ブログなど、活動内容を取材した。

同校は、これまで有志の生徒が行ってきた受験生向けの広報活動を2025年度から広報実行委員会としてスタートさせた。その名も「MNU(Meguro Nihon Univ)広報実行委員会」。学校説明会での役割や新たに取り組むSNS運用などについて、入試広報部主任の天野正貴先生と広報実行委員の生徒に話を聞いた。

約70人が活動する広報実行委員会

これまで同校の学校説明会は、有志の生徒たちが登壇して説明をしたり、学校案内のアテンドをしていたが、2025年度から広報実行委員会としての活動をスタートさせた。

「これまでも多くの生徒が協力してくれていましたが、その活躍をきちんと調査書に残せる形にしたいと思っていました。今年度から委員会として活動することになったので、各学年でどのような活動をしたか記録して、大学に進学するための書類に残していきます。委員会としては初年度ですが、中高合わせて約70人が委員になってくれました。これまで行ってきた学校説明会の運営のほか、SNSの運用や広報誌の制作なども任せていきたいと考えています」(天野先生)

10月からは中学校と高校、それぞれの公式ブログを生徒たちが担当する。

「委員は70人近くいるので、毎日更新しても担当するのは月に1回ぐらいでしょう。受験生に向けた内容であれば、テーマは何でもよいと伝えました。授業のこと、昼休みの様子、制服紹介、担任紹介、校長インタビューなど、受験生が知りたいことだと思うなら何でもよいのです。ブログ執筆を通して、準備に時間がかかるということも学んでほしいと思っています。生徒同士でできることもありますが、先生も巻き込むならアポを取って生徒とスケジュール調整をしなければなりません。社会人になってやることを、今から経験できるのでよい学びとなるでしょう。説明会で配布するチラシなどもこれまでは教員が作成していましたが、生徒目線の言葉で作った方が温かみのあるものができると考えました。生徒が作る広報誌を今後の説明会で配布していきますので、ぜひ生徒たちの言葉から本校の魅力を感じ取っていただきたいです」(天野先生)

広報実行委員として活動している生徒にインタビュー

Iさん(中3 中学校の委員長)
Nさん(中3 中学校の副委員長)
Mさん(高1 高校の委員長)
Yさん(高1 高校の副委員長)
Sさん(高1 高校の副委員長)

▶︎写真左よりNさん、Iさん、Mさん、Yさん、Sさん

――広報実行委員になった理由を教えてください。

Mさん 他校がSNSで学校のことを発信しているのを見て、自分の学校でもやってほしいと思っていました。今年度の始業式で、SNSの発信などをしていく広報実行委員会が始動すると知り、ぜひ自分もSNSなどに関わってみたいと思って入りました。

Yさん 私もSNSで発信することに興味がありました。自分についてはまだ何を発信したらいいかわからなかったのですが、広報実行委員会では学校の魅力を発信するという目的があるので、やってみたいと思いました。

Sさん 私もSNSでいろいろな学校が魅力を発信しているのを見ていたので、発信する活動に参加したいと思いました。SNS運用の仕事にも興味があるので、将来そこにつながったらいいなという思いもあります。SNSのよさは、手軽に情報が入手できることです。私はファッションが好きなので、Instagramで他の人のコーディネイト画像などを参考にしています。

Nさん 自分が受験校を決めるときにホームページなどを見て、学校の魅力がよくわかったので、広報実行委員になって発信する側になってみたいと思ったからです。

Iさん 私は受験生のときに学校説明会に来て、在校生がたくさん話してほんわかした雰囲気の学校でいいなと思ったので、この学校を受験しました。入学してから私もそのような活動をしてみたいと思って有志メンバーとして参加していたので、引き続き活動しています。私はこの学校が大好きです!

▶︎Yさん

――4月の発足以来、広報実行委員会ではこれまでどのような活動をしてきましたか?

Mさん 学校説明会や広報誌を作る作業などは、希望制です。それぞれやりたい人が集まって、準備をしたり当日に活動しています。まだ全員と話すことはできていないのですが、みんなそれぞれ広報実行委員会でやりたいことがあると思います。全員からやりたいことを聞いて、すぐにでもできることや頑張ればできることなどを分類して、今後の活動につなげていきたいです。

▶︎Mさん

――広報実行委員になって大変だったことはありますか?

Mさん 文化祭のときに、係を決めるシフト表も自分たちで作ったので大変でした。委員としての活動だけでなく、それぞれのクラスや部活での発表などもあります。全員のスケジュールを出してもらい、そこから広報実行委員の活動にあてられる時間を整理してシフト表を埋めていったので、完成させるのに2日ぐらいかかりました。

――委員会活動の中でどのようなときにやりがいを感じますか?

Nさん 広報誌を作ろうということになり、「目黒日大の魅力」というテーマで創刊号の準備をしています。いろいろな人の意見を聞くと、自分だけでは気づかなかった魅力を知ることができてよかったです。例えば、学校説明会などで「目黒生の挨拶はすごい」と言われたことがありますが、自分たちは普通と思っていたので、それも魅力なんだと気づけました。広報誌のタイトルは「MEGURU」で、いろいろな魅力をめぐっていくという意味が込められています。次の学校説明会で配布できるように、頑張って作業を進めています。

Iさん 広報実行委員会は今年度から活動を始めたので、生徒会のような腕章がありません。予算の関係で腕章は作れなかったのですが、保護者や受験生が委員と他の生徒を区別できるように低予算でできるものを考えて、缶バッジを手作りしました。100円ショップに缶バッジキットを買いに行ったり、デザインを考えたりするのはやりがいを感じましたし、作る作業も楽しかったです。広報実行委員は上半身のどこかにバッジをつけて活動しているので、保護者や受験生の皆さんはぜひ気軽に話しかけてください。

Yさん 中学受験の説明会で司会を担当し、その終に校内案内をしたら、受験生と保護者から「司会をされていた方ですね。とてもわかりやすかったです」などと言葉をかけていただけて嬉しかったです。やる前は心臓バクバクで、間違えたらどうしようと不安もいっぱいありましたが、勇気を出してやってよかったと思えました。

▶︎Nさん

▶︎Iさん

――今後、広報実行委員会でどんなことをやってみたいですか?

Sさん 他校のSNSでバズっていたのが制服紹介でした。「かわちい」などの流行っている言葉を使って動画を作っていたので、私たちも制服紹介の動画を作ってみたいです。

Nさん 学校のホームページに生徒たちのスクールライフを紹介するページがありますが、それだけではわからないこともあります。例えば、どんな生徒や先生がいるかは、入学してみないとわかりません。バスケがうまい生徒、勉強ができる生徒、特技を持っている生徒や、教員免許以外にこんな免許を持っている先生がいるなどの紹介をしてみたいです。

Mさん 他校との合同説明会を開催して、例えば「付属校の魅力」を他校と一緒に伝えてみたいです。

Iさん 踊りながら制服を紹介する動画で、1コマ1コマ別の制服でやってみるのも面白そうです。編集は大変そうですが、組み合わせによっていろいろなコーディネイトが楽しめることが伝わるかなと思います。

▶︎Sさん

――委員会活動を通して成長したなと感じることはありますか?

Mさん 私はどちらかというと自分からは前に行かずに、教室の隅っこに静かに座っていたいタイプです。今も教室ではそんな感じですが、人と話すのは好きでリーダーをやってみたい気持ちもありました。他にやりたい人がいたらやらなかったと思いますが、今回は委員長をやりたい人が誰も出なかったので、チャンスかもしれないと思ったのです。おしゃべりが好きなので話が長くなりがちでしたが、委員会のアンケートなどに何度も答えていくうちに、話を短くまとめられるようになり、成長したなと感じています。

Yさん 教室ではなかなか思っていることを言えないタイプなので、これまでは自分の意見を言う場面があまりありませんでした。この委員会に入ってからは、時々ですが自分の意見を言える場面ができたので、こんな風に言えばみんなに聞いてもらえるという自分のスタイルを見つけていきたいと思っています。教室だと一人ひとりの思っていることが違うので、自分の意見に対してやりたい人とやりたくない人がいるかもしれないと思って意見が言えません。広報実行委員は全員が同じ目的を持って集まっているので、もっとよくなるように意見を出し合っていて、自分の意見も言いやすいです。

Sさん 人と関わるのは得意ではなかったのですが、副委員長として説明会を準備する中で、今まで話したことがなかった先輩方と一緒になる機会がありました。合間の時間にたくさん先輩が話しかけてくれて、お弁当を一緒に食べたりして、InstagramのDMをやりとりするようになり、人との関わり方が変わってきたと感じています。

――10月から生徒がブログを担当しますが、どんな記事を書いてみたいですか?

Yさん 私自身が高校生になるときに、高校でどんな授業があるかほとんど知りませんでした。例えば、主要5科目は中学校と同じだと思っていたのですが、10科目以上に増えました。そういったことも高校生になる前に知っていれば、心の準備もできると思います。高校の数学は数Ⅰと数A があってそれぞれ学ぶ内容が違うことなど、学習内容について書いてみたいです。

Sさん 私はチアリーディング部に入っていて、学校生活で一番楽しいのは部活だと思っているので、部活について紹介したいです。学校のホームページにあるのは顧問の先生目線の内容なので、生徒目線での部活紹介を書きたいと思っています。各部の部長にインタビューもしてみたいです。

Mさん 高校生は楽しそうに見えて、キラキラしているイメージを持っている人も多いと思います。中高一貫校だと中学の延長線上に高校がありますが、それでも高校生は中学生とは違ってキラキラして見えました。ブログでは、そんな高校生の楽しい一面を見せたいと思っています。テスト勉強もクイズ形式にして友達と一緒にやれば楽しいので、休み時間に一緒に勉強しているところを写真に撮って見せるなど、中学生には想像できないようなことを教えてあげたいです。


<取材を終えて>
委員会として活動を始めたばかりだが、有志メンバーの頃より活動範囲の広がりが感じられる。今後は、校外での相談会でも広報実行委員に活躍してもらう機会を作りたいと天野先生は語っていたので、さらに活躍の場が広がりそうだ。

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