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目黒日本大学高等学校

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スクール特集(目黒日本大学高等学校の特色のある教育 #7)

2024年度から一般入試枠を増員! 受験生のニーズに応えた新たなクラス編成

目黒日本大学高等学校は、2024年度入試から「スポーツ・芸能コース」を廃止。新たなクラス編成とは?

日本大学準付属校である目黒日本大学高等学校は、2024年度入試から「スポーツ・芸能コース」を廃止して、新たなクラス編成となる。通信制も兼ね備えているからこそ決断した新クラス編成について、広報部主任の天野正貴先生に話を聞いた。

2024年度から新たなクラス編成

現在同校は、「進学コース」(N進学クラス、選抜クラス)と「スポーツ・芸能コース」(スポーツクラス、芸能クラス)の2コース制となっているが、2024年度入試から「スポーツ・芸能コース」を廃止。受験生のニーズが変わってきたことにどう対応するべきか、議論を重ねた結果だと天野先生は説明する。

「スポーツ・芸能コースは、日出高校時代から続く伝統あるコースです。しかし近年、スポーツや芸能活動をしている子たちのニーズが変わってきています。スポーツの外部活動や芸能活動をメインにしていきたい子たちは、時間割にとらわれずに活動できる通信制を選択する割合が増えているのです。その一方で、課外活動と大学受験を両立したいと考えている子も以前より多くなっています。芸能クラスでも欠席や早退が少なく、行事にも参加して、進学コースの子たちと同じように大学受験を目指す子も少なくありません。ですから、コースとしては閉じることにしましたが、これまで通り芸能活動は認める形をとります。課外活動をメインにしていきたい子は通信制、課外活動と大学受験を両立させたい子は進学コースというように、スポーツや芸能活動をしながらニーズに合った高校生活を送ることが可能です」(天野先生)

「スポーツ・芸能コース」を廃止することは、一般入試による入学枠を増やすことにもつながるという。

「昨年度は、推薦と併願優遇での志願者が予想以上に増えて、一般入試の合格者を少ししか出せない状況となってしまいました。高校は10クラスが基本ですが、そのうち3クラスが内部進学生なので、高入生は7クラスです。7クラスのうち、これまではスポーツクラスが1クラス、芸能クラスが1クラスあったので、進学コースは5クラス分の枠しかありませんでした。今の高1は1クラス増やすことで対応しましたが、2024年度からはスポーツ・芸能コース2クラス分が進学コースにまわるので7クラスになります。これにより、昨年度より一般入試の枠が増えたので、より安心して受験していただけるようになりました」(天野先生)

スポーツや芸能活動をしている子が「進学コース」に混ざることで、クラスにはどのような変化があるのだろうか。

「本校では部活加入率が8割を超えているので、スポーツクラスの子が混ざっても、雰囲気はそれほど変わらないと思います。芸能クラスの子が入った場合どうなるかは、未知数ではあります。今までは、周りも芸能活動をしている中での学校生活でしたが、進学コースはそうではないからです。しかし、最近はプロダクションの協力などもあり、勉強中心で学校をあまり休まない生徒が増えているので、おそらく活動と両立しながらクラスにも溶け込んでいけるでしょう」(天野先生)

▶︎広報部主任 天野正貴先生

ルーブリック評価の導入

今年3月に卒業した2期生の進学実績は、日大への内部進学希望者の合格率が1期生同様98%。難関大学への進学率は、昨年度と比べて早慶上理が3.2倍、GMARCHが1.5倍にアップした。しかし、日大や難関大に合格させて終わりとは考えていないと、天野先生は語る。

「本校が総合大学である日本大学の準付属校であることに、大きな魅力を感じている方も多いと思います。日大への進学に関しては安心していただきたいですが、進学実績以外の部分で、他の付属校との違いを知っていただきたいのです。本校では、問題解決力・進路実現力・相互理解力という3つの力を体現することを目指しています。大学に入ることをゴールにしていては、大学を出て希望する企業に入れたとしても、その先もずっとそこで活躍できるかわかりません。高校3年間で、自分をアピールしつつ相手も理解して、議論していく力を育むことが大切なのです」(天野先生)

これまでは、それらの力を評価する指標がなかったため、教員の主観による部分も多かったという。そこで今年度から「目黒日大生として目指すべき姿」を学校ルーブリックに示し、同校のホームページ上でも公開している。

「価値観の項目として共生・向上心・自尊心・社会寄与・克己心、スキルの項目として思考力・判断力・表現力・人間関係力という9項目を5つのレベルで自己評価します。例えば人間関係力は『所属するクラスや部活動において、自他の意見や考えの相違について具体的な解決案を提示することができ、対立の未然防止に努めることができる』と生徒自身が感じていればレベル3という評価になります」(天野先生)

各項目に関するアンケートを年間何回も実施し、文化祭や体育祭などの行事では、ルーブリックの〇〇の項目を高めたいと、生徒と共有していく。

「説明会などで3つの力を身につけることを目指すと言ってきましたが、これまでは実際に身についているという根拠を示すことができませんでした。ルーブリックを導入することで、生徒が自主的に評価したものと、教員の主観を照らし合わせて見ることができるようになったのです。もしかしたら、教員がレベル4だと思っていた項目が、自己評価ではレベル2だったということもあるかもしれません。逆もあると思うので、教員にとっては個々の成長度合いがより明確にわかるようになりました。ルーブリックで到達位置がわかることは、生徒にとっても前向きな指標となっています。本校の教育理念は『しなやかな強さを持った自立できる人間を育てる』です。日出高校時代から受け継いでいるものですが「しなやかな強さを持った」という部分が私はとてもいいなと思っています。環境がどう変わろうと、しなやかな強さがあれば折れることなく柔軟な対応ができるのです。本校には、自立でき、自分で考えて行動できる人間を育てる使命があります。それを具体化したのがルーブリックであり、すべてがつながっているのです」(天野先生)

実際に来校して「感じること」の大切さ

日大への進学に魅力を感じて関心を持った受験生も、まずは実際に学校を見に来てほしいと天野先生は語る。

「日大への進学という目標がある受験生でも、推薦や併願優遇の基準に達しているからという理由だけで、本校への受験を決めないでほしいと思っています。高校受験はスタート地点であり、『高校に入ったら〇〇をしたい』という思いを1つ持って入ってきてほしいのです。他に第1希望がある場合でも、ここなら頑張れるという選び方をしてほしいと思っています。不本意入学をする生徒を、可能なかぎり減らしたいのです。そのためには、生徒たちの様子や学校の雰囲気を受験生自身が見て、本校で学びたいと感じられるかどうか判断することが大切だと考えています」(天野先生)

日大の付属校であっても、それぞれ校風や教育の特色は異なる。付属校の中で、同校だからできること、逆に同校だとできないことなどを比較することも重要だ。

「例えば、通学エリアや成績などで日大豊山と本校の併願を考えるケースもあるかもしれません。しかし、男子校と共学校では雰囲気も大きく違うでしょう。本校にはグラウンドがないので、部活動はインドアスポーツが人気です。強豪でなくて、適度に活動したい子や勉強と両立したい子には本校が合っているかもしれません。逆に、サッカー部で全国大会を目指したいという子には、グラウンドがないことは大きな問題となるでしょう。そういったことも含めて、ぜひ自分の目で確かめてほしいのです」(天野先生)

同校は文化祭を6月に開催し、7月~8月には学校説明会を開催。そのほか平日には個別相談を受け付けており、生徒たちの様子を見る機会も用意しているという。

「土日に開催している学校説明会で、手伝いをしている生徒たちの様子を見ることはできますが、ぜひ平日の放課後に生徒たちの様子を見ていただきたいです。水曜日以外の平日は、16時・17時・18時の3枠で個別相談と校舎見学を行っています。本校では、何かを決める際には『生徒(在校生または受験生)』のためになるかどうかで考えるようにしています。『教員』を主語にして考えるのではなく、生徒にとって不要な取り組みはなくし、必要なことは取り入れて、足し算と引き算でバランスをとっていきます。平日の個別相談会も、受験生にとって必要な機会だと考えました。放課後の教室はすべてオープンにしていますし、部活も満遍なく見られます。その際に、遊んだり、勉強の教え合いをしたりしている生徒たちをぜひ見ていただきたいのです。年間通して行っており、中1でも中2でも相談や見学できます。進学実績の数字だけでは、わからないことがたくさんあります。空きがあれば前日でもお電話でご予約いただけますので、ぜひ個別相談と校舎見学で本校の魅力を感じ取ってください」(天野先生)

<取材を終えて>
昨年度に2期生が卒業したばかりなので、同校にはまだ社会で活躍している卒業生はいない。5~6年後には、同校で育んだ人間力をどのように活かして活躍しているかを卒業生から聞く機会も得られるだろう。それまでは、やはり在校生の様子を直接見ることが、自分に合っているか決める重要な判断材料となる。同校で楽しい学校生活を送る自分がイメージできるかどうか、ぜひ校舎見学をして感じとっていただきたい。

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