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目黒日本大学高等学校

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スクール特集(目黒日本大学高等学校の特色のある教育 #5)

日大の希望学部に入学するための「基礎学力到達度テスト」対策とは

目黒日本大学高等学校は、2019年度より日本大学の準付属となり3年目を迎えた。そこで。日本大学進学を目指すN進学クラスの学びについて、広報部副主任の梶原美希先生と在籍する生徒2名に話を聞いた。

目黒日本大学高等学校は、日本大学の準附属となり、変革期を迎えた。2コース4クラス制で、国公立や難関私立を目指す特進クラス、日本大学進学を目指すN進学クラス、スポーツと学業を両立するスポーツクラス、芸能活動と学業を両立する芸能クラスで授業を行っている。今回は4クラスの中からN進学クラスをクローズアップ。
日本大学進学のために必須の「基礎学力到達度テスト」。この結果によって、希望の学部に行けるか否かが分かれるため、このクラスの生徒にとって「基礎学力到達度テスト」はとても重要。同校では、生徒が希望の学部へ進学できるように、「基礎学力到達度テスト」対策を行っている。

「基礎学力到達度テスト」対策授業でPDSAサイクルを強化する

「日大への進学が決まる『基礎学力到達度テスト』は、高校1年から高校3年まで行いますが、高校1年のテストは、生徒たちが『基礎学力到達度テスト』がどのようなものかを知り、入学時の自分の成績状況を確認するためのもので、入試用ではありません。実際に成績が進路に関係するのは高校2年のテストからです。このテストで納得のいく成績が残せるように、本校では対策として、高校2年と3年の春の授業のスタートを約1週間半遅らせ、英語・数学・国語に特化して、対策授業を1時限目から6時限目まで講習を実施しました」と梶原先生。

高校2年生の対策授業では、1~3時限目まで高校1年の振り返りを自習。そして、4時限目でテストを行い、5時限目に教師がテストの内容の解説授業。6時限目には、テスト結果と解説授業をふまえた上で、自分のテスト結果を振り返り定着させるための自習をするという流れ。以前から、対策授業は行っていたが、本年度からより強化させていると梶原先生は語る。
「以前は、1~3時限目まで国語・数学・英語の『基礎学力到達度テスト』の対策授業を行い、午後は下校させていました」と梶原先生。
同校は教育内容の中にPDSAサイクルを導入している(「Plan(計画)「Do(実行)」「Study(研究)」「Adjust(修正)」)。『基礎学力到達度テスト』対策の学びも、PDSAサイクルに沿った学習と言えるだろう。

しかし、この方法では、生徒は受け身で講義を聞くだけになってしまいます。この状況を改善するために、自習後、テストを行い、自ら定着度合いを確認し、何が足りないのかを認識できるようにしました。テストは基礎学力到達度テストに合わせた内容だったので、生徒たちは自分たちの得点取得について、具体的な目標を立てることにも役立てていたようです。

▶︎広報部副主任 梶原美希先生

基礎学力到達度テストの成績が驚異的にアップ!

「生徒たちは、6時間、英・数・国だけの学習が続くので大変な様子でしたが、とにかく『基礎学力到達度テスト』対策授業の期間だけは、1~6時限目までそこのことだけを考えて頑張ろうとハッパをかけ続けました。日本大学の自分の希望学部に進学するためには、このテストは一般入試と同じ意味を持つと。また、普段は授業が終わると、部活があるだけでなく、翌日の予習復習や課題があったり、やることがいっぱいありますが、対策授業の期間は、その他の課題などはないので、6時限まで集中して取り組んで、放課後は自由に過ごそう。だからこの対策授業の時間はとにかく集中しよう! と1週間半、言い続けました」(梶原先生)
先生方の情熱が生徒にも伝わったのか、生徒たちの学習への取り組み方に変化が現れたと言う。
「以前は、テストの成績表をもらっても自分の順位を確認するだけでしたが、日本大学の準付属になってからは、成績表に希望学部の自分の順位が記されるので、教師のもとに成績表の見方や、自分の順位は希望学部に入れる順位なのかどうかなど、質問に来る生徒が増えました。生徒たちは日大に進学するための明確な目標をもち、学習への取り組み方が前向きになったと思います」

「基礎学力到達度テスト」の成績の推移では、目黒日本大学高等学校の1期生の高校3年の成績は、2021年4月のテストで上位80%以上が生徒の90%という結果が出ており、2022年度、日大への内部進学者が大幅に増える可能性が大きい。また、国公立大学・難関私立大学を目指す特進クラスもよい結果を残すのではないだろうか。1期生の進路結果次第で、目黒日本大学高等学校は進学校として躍進することは間違いないだろう。

生徒インタビュー

Sさん(高校2年:演劇部)
Mさん(高校2年:野球部)

―基礎学力到達度テストの対策授業は、1時限目から6時限目まで大変だと思いますが、いかがでしょうか?

Sさん:与えられた課題を勉強するのですが、国語は範囲がとても広いので、学校だけでは追い付かなくて家でも勉強して、時間があるときは、翌日学習する予定のところに目を通して、予習もしていました。大変と言えば大変です。普段の授業とはまったく内容も授業スタイルも違うので。

Mさん:「基礎学力到達度テスト」は、基礎が大切だと思うので、対策授業の自習でも漢字や英単語を中心に勉強していました。

▶︎Sさん

―お二人とも高校受験で同校に入学していますが、この学校を選んだ理由は?

Sさん:私はこの学校の演劇部に入部したかったことと、将来の目標が見つかっていないので、いろいろな学部がある日本大学に進学をして、視野を広げたいと思いました。

Mさん:僕は、野球部に所属しています。説明会や見学会でいろいろな高校の野球部を見てきて、この学校の野球部に強く惹かれたので受験しました。とても面倒見がよい印象があったことと、日本大学の準付属ということが大きかったです。できれば部活を3年間しっかりやりきりたかったので、受験勉強で引退しなくてよいのも魅力でした。

▶︎Mさん

―入学してみていかがですか?

Sさん:毎日すごく楽しいです! この学校の説明会や文化祭には中学2年のときから来ているのですが、文化祭で舞台に立っていた先輩方と、高校1年のときに1年間一緒に演劇部での活動ができたことがうれしかったです。学ぶことがたくさんあったし、私も先輩のように、後輩とともに素敵な舞台を作り上げていきたいと思っています。

Mさん:先輩たちも面白いし、毎日濃い練習ができています。ポジションはキャッチャー。目標は甲子園です!

―受験勉強について考えていることや、自主学習で実行していることはありますか?

Sさん:私はまだ進む学部が決まっていないのですが、決まった時に、自分の成績で希望学部は厳しいと言われたら、凄く後悔すると思うので、そうならないように文武両道で部活も勉強も全力で頑張っています。私は学校まで片道30分なのですが、移動のときは単語帳を見たり、休み時間に予習復習をしたりしています。中学時代とは時間の使い方が変わったと感じます。

Mさん:部活のときバス移動をするので、その車中で小テストの勉強や英単語などを勉強しています。学部はなんとなくこのあたりかなと目星をつけています。僕は中3のときから将来は公務員になり、安定した生活を送りたいと考えているので、その希望を叶えてくれる学部に入りたいです。

―この学校の一番の魅力を教えてください。

Sさん:ひとり一台、iPadを持っているので、休み時間にスタディサプリなどで勉強もできますし、学習サポートがとてもしっかりしています。部活も活発で、ダンス部などは全国レベルの強豪校で凄いです。部活と学業を両立させることができるので、充実した高校生活を送ることができます。

Mさん:先生方がみんな親しみやすくて、授業でわからないところがあっても、気軽に質問できて、すぐに問題解決ができるので、学習面のサポートはよいと思います。僕も部活と勉強の両立ができるところが、この学校の魅力だと思います。

<取材を終えて>
目黒日本大学高等学校はとにかく活気溢れる学校。日出学園時代も元気な学校であったが、今は、文武両道の学校として人気が上昇中であることが、学校の雰囲気だけでもよくわかる。先生方は『基礎学力到達度テスト』の成績を上げて、生徒たちを希望の学部に進学させたいと、試行錯誤を繰り返している。『基礎学力到達度テスト』対策授業もその一環だ。PDSAサイクルに沿った形で、学習を繰り返すことで、生徒たちに学習のリズムをつかんでもらおうと指導している。実際、生徒たちは、すき間時間を有効活用して勉強しているようなので、着実に各生徒の中に学習習慣が根付いていると感じた。
すれ違う生徒が元気よく「こんにちは!」と挨拶してくれる明るさも同校の魅力。たくさんの可能性を秘めた同校の今後に期待したい。

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