学校詳細
建学の精神、教育理念
聖書を土台にして、使命を見出す
一人ひとりは神が造られたすばらしい存在であるということが、玉川聖学院の教育方針の土台にある。自分には確かな価値があるということを知ることが、同校の学習の出発点と言える。さらに、他者もまた自分と同様にすばらしい存在であることを認め、異なる者同士が共に生きる豊かさを体験的に学ぶ機会を提供。たくさんの人々との出会いを通して、自分の使命を見出していく作業に自分のペースで取り組んでいくことができる。
教育の特色
総合科「人間学」で自分に出会う
高1、2年次の総合科人間学では、自分と向き合い、人間とは何かという問いに真剣に取り組む。高1では「今、ここにいる私」をテーマに自己理解を深め、高2では「人生の四季を生きる」というテーマで、誕生から死まで、人間が生きる意味を考えていく。生徒たちは、読書発表やグループディスカッションを通して、考える、書く、発表する、という作業を繰り返し、文章力、発表力、洞察力を身につけていく。各自が2年間で作り上げる「人間学ノート」は、大学受験時の小論文や面接にも役立つヒントがあふれた自分史となる。
基礎学力と人間学を土台として、さまざまな体験学習を積み上げられるのが同校の教育の特徴。玉聖アクティブ・ブログラムとして、地球共生、人間社会、サイエンス、芸術メディア、言語コミュニケーションの5つに分類されたプログラム体験が、夢を実現する道を具体化していく。中でも、国内・国外の異文化の人々と直接出会う機会が授業や行事の中に取り入れられていることが、世界の課題に目が開かれて学習意欲を向上させるために役立っている。
施設設備
きれいな校舎の中に自分の居場所を見つけられる
全館バリヤフリーの耐震構造の校舎。ステンドグラスとパイプオルガンが設置された2大ホール、4万5千冊の蔵書を誇る情報センター(図書館)、個別学習ブースが並んだ学習室、ネイティブ教師がお昼と放課後に常駐してくれるEnglish Lounge、保健室に隣接するカウンセリング室。各教室にはプロジェクターの他にもwi-fi環境が整備され、広範な体験学習が可能。広いラウンジでは毎日コンビニの出張販売があり、富士山が見える屋上でお昼を食べることもできる。2大体育室とテニスコート3面分のグランドの間には、入学式や卒業式を彩る桜の木が、凛として十字架を見上げる「(通称)玉川聖子像」を見守っている。
学校行事
人と共生する力をつける多様な行事
宿泊行事や年間行事が多いことも特色のひとつだ。4月には体育祭、5月にはキリスト教のオリエンテーションとしてのCFLキャンプ、6月には音楽会、9月には学院祭、10月には高齢者・障碍者施設への施設訪問、11に月は感謝祭礼拝、12月にはクリスマスの諸行事と続いていく。他にも週末には教科毎の自主参加の研修が開催され、長期休暇中には、有志参加の聖書を学ぶバイブル・キャンプ、高齢者施設で奉仕するワーク・キャンプ、被災地を訪問するボランティア・キャンプ等が行われる。高2の10月に行われる韓国修学旅行は、姉妹校との交流などを通して、グローバル教育の集大成となる。高3になってからも、4月の体育祭では学年全体の創作ダンスを発表し、5月には1泊で3年間を振り返る時間を持つなどの行事がある。最後のクリスマスには高3だけがハレルヤ・コーラスの大合唱を披露。行事を重ねるごとに、仲間と共に歩む喜びと達成感が積み上げられていく。
部活動
充実したクラブ活動で人間力を養う
文化部にはウィンド・オーケストラ(吹奏楽)、ハンドベル、ギターマンドリン、演劇、英語、美術、写真、軽音楽。運動部にはテニス、バレーボール、バスケットボール、ソフトボール、新体操、卓球、バドミントン、チアリーディング、ダンス、剣道がある。同好会としても、ストリートダンス、競技かるた、文芸、自然科学、手話賛美、手芸、数学研究会など多様な集まりがある。さらに、校内の習い事として、茶道、華道、書道、料理、美術、パイプオルガン、パソコン等は、月謝を払う教室として開催。聖歌隊や聖書を学ぶ会等の宗教活動も盛んだ。
進路指導
丁寧な進路指導と行き届いた講座開催
一般入試受験生のためには長期休暇中の特別講習の他、難関大入試の備えにもなる各種講座を年間約50講座開催。自習室は19:30まで開放され、wi-fi環境が整った中で自分のペースでネット上の学習を進めることができる。一方、高大連携している明治学院大をはじめとしたキリスト教系大学など、多様な大学からの指定校推薦枠が350名以上あるため、人間学や玉聖アクティブ・プログラムの体験を生かして推薦やAO入試で進学する者も多い。面接や小論文は個別に徹底指導。難関大受験者は、実力養成のための特別プログラム、スーパーアドバンストコース(SAC)により力を伸ばしていく。約90%の生徒が4年制大学に進学するが、丁寧な面談を経て各自の希望に沿った志望校や入試方法を決定する。充実した学習や活動を、達成感をもって満喫し将来の足掛かりを見つけることができる同校の学校生活だ。
その他
人との出会いで養うグローバル教育
異文化を知る機会が、人との出会いを介して体験できるのが玉川聖学院のグローバル教育。英語圏だけではなく、アジア、アフリカとのつながりがあるのが特徴だ。校舎内のEnglish Loungeでは、昼休みと放課後にネイティブ教師が待機し、英会話を自由に楽しむことが可能。朝の礼拝、校内放送が英語でなされることもあり、日常的に英語に親しめる。1年次には選抜された40名で3週間のアメリカ英語研修を経験。韓国の姉妹校崇義女子高とはお互いにホームステイに生徒を送り合い、2年次の修学旅行で感動の再会をする。
制服
コーディネートも幅広く、在校生にも人気の制服
夏は爽やかな水色のチェックスカート。2年前よりポロシャツも導入された。冬は濃紺を基調とした大人色のチェックスカート。凛としたデザインは在校生からも好評。自分で結ぶタイプのリボンタイも着用必須。ブレザーのエンブレムには、スクールモットーである「FAITH・HOPE・LOVE(信仰・希望・愛)」が刻まれている。