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2017/4/13(木)
東京都でも私立高校の授業料実質無償化がスタート
東京都の小池百合子知事が、私立高校の授業料の実質無償化を表明したのは2017年1月のこと。都議会の審議を経て、2017年度から実施されることになりました。ここでは、国の就学金支援金と合わせて保護者の負担が実際にどうなるのかについてご紹介します。
都内私立高校の授業料平均 44万2,000円
私立高校の授業料は、もちろん各学校によって金額が異なります。その平均額は44万2,000円。東京都の基本的な考え方は、この44万2,000円を上限として、国の就学支援金制度と併用することによって実質的に授業料が無償となるようにするものです(年収による制限あり。目安約760万円未満の場合)。
下の表で具体的に見ていきましょう。
まず、国の就学支援金は年収別に11万8,800円から29万7,000円が支給されます。この金額と私立高校の授業料平均額44万2,000円との差分を支援するのが東京都の授業料軽減助成金で(年収によって14万5,000円から32万3,200円)、年収目安760万円未満の世帯の場合は、授業料が実質無償となるわけです。
ちなみに、平成29年度の申請受付は6月下旬~7月下旬の予定。申請手続きは、在学している学校を通してすることになりますので、詳しくは各学校もしくは、公益財団法人東京都私学財団にお問い合わせください。