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スクール特集(川村高等学校の特色のある教育 #3)

勉強、部活動、友人関係…、高入1年生が語る学校生活

ここ数年、川村高等学校では高校からの入学生が増えてきており、今年度の1年生は半数近くが高入生だという。新しい環境のもとでどんな毎日を送っているのか、3人の生徒に話を聞いた。

【お話を聞いた生徒】
Hさん 高校1年生 ダンス部所属
Fさん  高校1年生 フラダンス部所属
Sさん  高校1年生 ソフトテニス部所属

内部生、外部生の壁がなく、部活動も交流を広げる場に

—最初に、川村高等学校を選んだ理由を教えてください。

Hさん いろいろありますが、まず目白駅から徒歩1分という立地の良さです。手作りの会食(給食)があるのも良かったし、制服も素敵で、なかでも盛夏服は母が学生時代に着ていたものと似ていたようで、とても気に入っていました。また、部活動の種類が多いのも魅力でした。私の通っていた中学は小さい学校で、クラブの数も少なく、入りたかったソフトボール部も廃部になってしまい、高校では自分の好きな部活動をしたいと思いました。

Fさん 私は小学生の頃からフラダンスを習っていて、東京の高校でフラダンス部があるのは、川村を含め数校しかありません。部活をがんばりたかったことと、校舎がきれいで設備が充実していること、英語や数学の授業が習熟度別でじっくり学べることなどが、この学校を選んだ理由です。あと学園祭を見学した時、生徒たちの様子が活気にあふれ、楽しい学校生活が送れそうだと感じました。

Sさん 学校説明会を何度も聞きに行っているうちに、校風などが私に合っていると思うようになりました。また、中学3年生対象の学習会(国語・数学・英語を各教員が指導/全7回)があり、毎回、参加しました。先生の教え方がとてもわかりやすく、この学校の授業を受けてみたいと思い、同時に、受験生のために学習会を開いてくれて、手厚い学校なんだなという印象を受けました。

お祝い会食

—入学してすぐに学校生活に馴染めましたか?

Hさん 私は人と群れて行動するタイプではないので、クラスに溶け込めるか心配でした。でも、入学後すぐに川村中学校から進学をしている同級生たちが積極的に話しかけてくれました。楽しみにしていた部活は、以前ヒップホップを習っていたこともあって、ダンス部に入りました。ストレッチをする時などは、部長が他学年、他クラスの人同士を組ませるので、そういうのもきっかけとなって部員の交流が図れました。

Fさん 私のクラスの内部生はとてもフレンドリーで、7月現在、誰が外部生で誰が内部生だったかわからないくらい仲が良いです。フラダンス部も和気あいあいとしていて、上下関係も厳しくなく、高2の先輩は、「挨拶はヤッホーでいいよ」と言ってくれます(笑)。さすがにまだ、それは言えていませんが…。

Sさん 私は初対面の人に慣れるまで時間がかかり、自分から話しかけるのも苦手です。入学した時、私の席の周りがみな内部生だったので不安でしたが、隣の生徒がいろいろと話しかけてくれ、すぐに馴染むことができました。クラブは、ソフトテニス部に入りました。高2の先輩が1人しかいないので、その先輩がいない時は、自分たちが引っ張っていくように頑張っています。

フラダンス部合宿

ソフトテニス部合宿

学校生活で力を入れていること、これからチャレンジしたいこと

―学校生活で楽しかったこと、頑張っていることはありますか?

Hさん 頑張っているというか、通学に2時間近くかかるので、毎朝5時に起きています。中学の通学時間は徒歩1、2分だったので、生活がだいぶ変わりました。通学のすき間時間を利用して英単語を暗記したり、授業で教わったことはその場で理解するように努めています。わからないことは授業の終わりや職員室に行って質問をしています。いつも先生が丁寧に対応してくれるので、質問もしやすいです。

Fさん 楽しかったことは、ゴールデンウィーク前に1年生全員で東武動物公園に行ったことです。そこでクラスの絆が一気に深まりました。頑張っているのは部活と勉強の両立です。数学と英語の授業は3段階の習熟度に分かれているので、自分に合った勉強をすることができ、定期テストごとにクラス替えがあるので、このクラスに行きたいとモチベーションも上がります。

Sさん 私も力を入れているのは勉強です。日々の積み重ねが大事だと思っているので、やりたくないことも奮起してやるようにしています。あとは、慌てて失敗をしないよう、何事も余裕をもって早めに行動することを心がけています。

東武動物公園

—これから楽しみにしていること、挑戦したいことはありますか?

Hさん 学園祭は初めての経験なので、とても楽しみです。友だちに誘われて実行委員をすることになり、今はクラス企画の調整や係決めなどを話し合っています。今年、川村学園は創立100周年を迎え、文化祭も大がかりになるだろうし、パンフレットの制作からすべて生徒が主体となって行うので大変だと思いますが、良い経験になりそうです。

Fさん 川村は大学の指定校推薦がたくさんあり、私は推薦による進学も考えているので、一定の成績を修められるよう、1年生のうちからコツコツ勉強をしています。前回の定期テストではてこずった教科もあったので、夏休みにしっかり穴埋めをするつもりです。ただ8月には、フラダンスの全国大会(正式名:全国高等学校フラ競技大会 フラガールズ甲子園)もあり、それに向けた合宿もあります。川村は久しく入賞をしていないので、今年は賞を勝ち取りたいです。

Sさん チャレンジしたいことは2つあって、1つは人前で堂々と話せるようになることです。今、担任の先生に声をかけられて、スポーツデーの実行委員をしています。これまで先生に推薦をしてもらう経験などなかったので、自信にもなったし、人前で話す機会も増えると思うので、早く慣れたいです。もう1つは、テニスの大会です。先輩とダブルスを組むことになり、迷惑をかけないよう120%の力を出し切ります!

学園祭

それぞれが思い描く進路と、受験生に向けてのエール

―将来の夢を教えてください。

Hさん 両親が医療系の仕事をしていて、私もその道を目指したいと考えています。家では、私が怪我をした時に、親が応急処置をしてくれるのですが、将来、自分にも家族ができた時は、子どもに処置をしてあげられる人になりたいです。

Fさん 私は人と関わるのが好きなので、心理カウンセラーや教師などの仕事に就きたいと考えています。

Sさん 小6の頃から、幼稚園の先生になる夢を持っています。私には小5の妹がいて、以前から妹の友だちと接するのが得意で、また、折り紙やイラストを描くのも好きなので、親にも向いているんじゃないかと言われています。

―最後に受験生へメッセージをお願いします。

Hさん 私は流されやすいタイプで、受験も親の意見に左右されたところもありましたが、最終的には自分で決めて良かったと思っています。受験生の皆さんも、何かを選択したり、決断しなくてはいけないことがあると思いますが、後悔をしないよう、1つひとつの選択を大事にしてください。

Fさん 志望校を決めたら、目標に向かって全力で勉強に励んでほしいです。受験はつらいこともありますが、それを乗り越えたら、楽しい高校生活が待っています。頑張ってください!

Sさん 私は決して勉強が得意なほうではなかったけれど、「川村に通いたい」という思いで努力を積み重ね、合格することができました。もしも今、学力に不安を感じていても、あきらめないで勉強をし続けてほしいです。また、中学校の成績は5段階評価だけでなく、皆勤賞や部活動の継続などで加点もあります。内申点を取ることを含め、日々の努力を大切にしてください。

<取材を終えて>
川村学園は幼稚園から大学院まである一貫校だが、高入生もすぐに学校に慣れて、のびのびと活動していることが、インタビューから伝わってきた。また、中学3年生対象の学習会は、学校の授業を疑似体験できるとともに、学習を理解できたことへの自信や、同じ受験生という立場で学ぶという一体感にもつながるという。同校に関心のある人は参加してみてはいかがだろう。

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