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2023/1/10(火)

ダブルディプロマ そのメリットと注意点【教育keyword series13】

最近、ダブルディプロマ(デュアルディプロマと称する場合もあり)を標榜する学校が少しずつではありますが、増えてきました。ディプロマとは、卒業証書や学位記のこと。つまり、ダブルディプロマとは、2つの卒業資格が得られる(多くの場合は、日本と外国の高校卒業資格)ことを意味します。ここでは、そのメリットと注意するべきポイントを見ていきましょう。

海外大学進学の足がかりに

ダブルディプロマで日本と外国の高校卒業資格が得られると、どんなメリットがあるのでしょうか。最大のメリットは、海外大学の受験資格が得られるということでしょう。例えば、文化学園大学杉並高等学校の場合、カナダブリティッシュコロンビア州の卒業資格を得ることによって、カナダはもちろん、アメリカ、イギリスなど英語圏すべての大学に出願可能となるのです。

ここで注意しておきたいのは、同じダブルディプロマとは言っても、各学校によって条件が異なってくるということ。どの国の高校卒業資格を得ることができ、どの国の大学なら受験可能なのか。ダブルディプロマを検討するにあたっては、必ず押さえておくべきポイントです。

費用はどれくらいかかる?

当然ながら、卒業資格を得るためには、その学校の授業を受け、必要な単位を取得する必要があります。ということは、日本の1つの高校に通う費用プラスアルファの費用がかかってくるということです。前述の文化学園大学杉並高等学校の場合は、日本の年間授業料44万円にカナダの年間授業料60万円がプラスになります(学校HPより)。

留学よりは安上がり?

そうか、お金がかかるのか」と思われた方も少なくないかもしれません。しかし、留学と比べてみたらどうでしょうか。留学をせず、日本に居ながらにして、外国校の授業を受け、外国語力も身につけ、卒業資格を得る。しかも、留学より費用が安く済むとしたら・・・。もちろん、ケースバイケースですので、ダブルディプロマが必ず安く済むとは言い切れません。しかし、費用もさることながら、海外で生活するリスクなども考慮すると、ダブルディプロマを選択する意味も十分にあるのではないでしょうか。

各校のダブルディプロマ概要

最後に、日本でダブルディプロマを採用している(一部、今後採用することが決まっている)学校の概要をご紹介します(50音順。ここでは、留学をともなわないダブルディプロマに限定しています)。(学校名の★印は、スタディがおすすめする注目校です)

★郁文館高等学校
2022年度から、U.S.デュアルディプロマプログラムを正式導入。アメリカ現地校の卒業資格を得ることで、その学校が持つ指定校枠が利用できるようになります。また、日本の大学の帰国子女枠での受験も可能になります。

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・大阪学芸高等学校
同校とカナダブリティッシュコロンビア州の教育制度を取り入れたオフショアスクール“Osaka Gakugei Canadian International School(OGCIS)”の2つの学校に同時在籍し、両校の単位が認定されればカナダと日本の卒業資格を得ることができます。

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・神田女学園高等学校
充実した留学制度がありますが、国内で学ぶことができる「国内型DDP(ダブルディプロマプログラム)方式」も選択可能。アメリカのプロビデンスカントリーデイスクールの卒業資格が得られます(海外研修あり)。

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★国本女子高等学校
DD(ダブルディプロマ)コースの場合、同校とあわせて、同じ校舎の中にあるKunimoto Alberta International School(KAIS)の授業も受けます。日本とカナダの高校卒業資格を獲得するだけでなく、国際理解力と異文化理解力を持つ世界で活躍できる人材を育成します。

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★文化学園大学杉並高等学校
2015年度に日本初のダブルディプロマ(DD)コースを設置。同校とカナダ・ブリティッシュコロンビア州政府の“Bunka Suginami Canadian International School(BSCIS)”に在籍し、履修することで両校の高校卒業資格が得られます。

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