学校詳細
建学の精神、教育理念
いつも笑顔を忘れず、人にやさしくあれ
校訓に掲げる「和顔愛語」は「和やかな顔と思いやりの言葉」の意。いつも笑顔を忘れず、人にやさしくあれというこの仏教の教えは、建学の精神であり、今も同校の基本として息づいている。また、教育の目標として、次の3本の柱を据えている。
1.大いなるものに生かされて生きる、いのちの尊さを感得していく人間教育
2.生きとし生けるものとの共生と共存をたしかめていく自然教育
3.わが国の文化・風土を踏みしめ、異文化体験などを通して、四海同朋の心を育てる国際教育
教育の特色
「知りたい」「やってみたい」を深く育てる新4コース制
2026年度よりコースを一新。グローバル志向、理系志向の生徒にしっかり対応するとともに、勉学だけに偏らず、部活などにも力を注ぐことで真に充実した高校生活の実現をサポートする。具体的には、以下の4つのコース。
・医療理数コース(定員20名) 医歯薬・理工系の国公立大進学を目指す。企業連携・PBL型授業で協調性と実践力を育成する。医療・科学の発展を学び、社会貢献できる人物を目指す。
・国際教養コース(定員40名) 海外の大学、国公立文系、語学・国際系私大などを目指す。独自カリキュラム&海外研修で異文化理解と自己理解を深める。
・難関進学コース(定員80名) 国公立大学・難関私立大学を目指す。文理共通探究講座で学際的な知識を習得。大学連携で探究心を育み、学びの本質を探る。
・総合進学コース(定員120名) 私立大学を中心に多様な進路に対応(推薦・一般)する。条件付きで理系進学も可能。豊富な選択授業と企業・地域連携で、興味関心を深く追求する。
施設設備
ICT教育を推進
アクティブラーニングをより本格的に実施するための教室として「ALコモンズ」が2017年5月に完成。天井を含めた5面がスクリーンとなっており、パソコンやタブレット端末を使った効率の良い授業が行える。他にも、実験はもちろん映像・音響の設備も備わる理科室、80台以上のパソコンを完備する情報処理室、プレゼンテーションにも利用されるビデオシアター教室など、アクティブラーニングを行うために適した施設が整っている。
学校行事
国際交流イベントから宗教行事まで多彩
神龍祭(学園祭)は、同校最大のイベント。各クラブの発表や展示、そして各クラスで趣向を凝らす模擬店など生徒たちが互いに協力し、つくりあげていく。終わったあとの達成感は、生徒たちをひと回り大きく成長させ、クラスの団結力も高める。
仏教系の学校ならではの行事として、比叡山研修がある(1年生)。座禅や精進料理、行者道実踏などを体験し、じっくり自分と向き合う時間を持つ。他にも、阪神淡路大震災追悼礼拝や龍谷総合学園加盟校交流研修会など、同校ならではの行事も多い。
部活動
教育支援に取り組むジュニアボランティアクラブ
ジュニアボランティアクラブ(JVC)は「ブッダの生地に学校を」をスローガンに、2012年からネパールの教育支援に取り組んできた。ストリートチルドレンを保護するケアハウスへソーラーパネルを寄贈するなど活動する中、2015年4月25日にネパール大震災が発生。その後は、緊急災害支援に切り替え、街頭募金活動を行うこととなったが、2016年6月に災害支援金100万円の目標を達成し、再び教育支援にシフトして現在も活動を続けている。
令和5年度に全国大会に出場した、空手道部、少林寺拳法部、将棋研究同好会など運動部13、文化部14が活動している。
進路指導
データに基づく最適な進路選択を
進路指導部と各学年の教員が連携をとり、志望校合格のために何をすべきなのかを的確に指導する。進路指導は、常に肯定的な視点から実施するのが同校の方針。さまざまな選択肢や発想の中から生徒自らが結論を導き、希望の進路に向けて具体的なアプローチ方法を組み立てられるよう指導する。また、サポート型学習室は、神戸龍谷とリクルートが連携して運営する学習室。現役大学生コーチが生徒をサポートし、静かな学習環境だけでなく確かな指導を提供。また、モチベーションを上げる学習イベントも企画。定期テスト対策やスタディサプリの効果的活用術など、基礎学力向上から受験対策まで幅広いニーズに対応している。放課後夜8時まで利用可能。予習・復習や課題を学校で済ませて帰宅する生徒やクラブ活動の前後に利用する生徒もいる。
その他
短期から長期まで3種類の留学制度
同校の国際理解教育は人のために貢献できるグローバルシチズンの育成を目指している。その中で「課題探究」「思考力」および「海外交流」を3つの柱として様々な取り組みを行っている。毎年多数の生徒が海外留学を実現し、本校では長期・中期・短期の3種類の留学制度を設けており、留学中に一定以上の成績を修めれば、帰国後は留年せずにそのまま進級できる。
長期留学(1年間)は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどの英語圏の高校に1年間留学することができる。交換留学の場合、国は選べるが州と学校は留学団体が指定。私費留学は、地域と学校が選択できる。
セメスター留学(中期留学)は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどの英語圏を中心に現地の高校に1年間留学することができる。留学中に一定以上の成績を修めれば、留学期間中は公欠扱いとなる。
短期留学(1ヶ月)は、高校2年生の夏季休業中の1か月間、ファームステイおよびホームステイをしながら海外の現地校で授業を受けることができる。
短期留学はグローバル文系コースの約半数の生徒が参加する。2つの現地校に分かれて授業を受ける。1つは比較的都会にあるElim Christian College で、もう1つは田舎での生活を満喫できるKatikati Collegeだ。
2023年度は、カナダの教育委員会と提携のもと、複数に分散してホームステイをしながら、現地の高校生と生活を共にする。
制服
ファッション性にも定評のある制服
「コムサデモード」の制服はちょっと大人っぽくってお洒落と生徒たちにも人気。ジャケットなど基本スタイルの他、ベストやセーター、カーディガンなどのシーズンアイテムも充実しており、自分なりのコーディネイトを楽しめる。
女子はスカート/パンツから選択できる。
制靴、制鞄、制靴下を廃し、通学や学習のしやすさを大切にしている。