学校詳細
建学の精神、教育理念
他者を思いやる「捨我精進」
昭和13年(1938年)、当時の園田村村長中村龍太郎により設立された「園田高等女学校」が前身。「明るく 清く 正しく 強く」の校訓のもと、80年以上、社会で活躍する人を育成してきた。
建学の精神は、「捨我精進(しゃがしょうじん)」。相手の身になって考え、誠実に行動し、仲間と協力して幸せな社会を作るために努力することを意味する。
「個性を見つめ、伸ばし、一人ひとりの夢を実現する」を教育目標に、生徒一人ひとりの持つ良さや可能性を引き出し、生徒が社会に大きく貢献するとともに、光り輝ける教育活動を提供する。
教育の特色
2026年度から新3コース制を導入
共学化に伴い、「アドバンス」「キャリアデザイン」「フロンティア」の新3コース制を2026年度から導入。2年進級時にコース変更も可能。
・アドバンス(2クラス60名):難関私立大学、看護系学部の進学をめざすコース。放課後学習講座で大学受験に向けた学びをサポートする他、看護系学部をめざす生徒に向けて看護特別講座を開講予定。看護特別講座では看護への興味を育む専門性が高い内容を指導する。
・キャリアデザイン(3クラス105名):園田学園大学の内部進学や私立大学への進学をめざすコース。2年生から4つの系統別授業が設定され、系統別の知識や技術を学ぶことができる。高大連携授業に力を入れており、園田学園大学の単位を事前に取得できる講座もある。
・フロンティア(3クラス105名):自分の興味を探り、自分の将来を見つけていくコース。大学・短大・専門学校への進学や就職など、幅広い進路に対応。
このコースでは2年生から、eスポーツ・アートデザイン・製菓調理・服飾デザインの4つのエリアを設定。eスポーツの授業ではICT活用法を学び、協働する力を育むことを目的とする。様々な検定取得講座(選択制)も用意。
施設設備
木のぬくもりあふれる新校舎
2017年に木のあたたかさを感じられる新校舎を竣工。教室はすべてホワイトボードに変わり、プロジェクターで映像を流すなど、アクティブ・ラーニングに向いた環境が整えられている。全校生徒がタブレットを持って授業や家庭学習に取り組む。
食堂は、栄養バランスに配慮されたメニューがそろい、生徒たちの人気も高い。
2026年度の男女共学に向けて、トイレや更衣室などの施設改修を実施。eスポーツの授業で使用する専用マシンを備えたコンピュータ室の設置も計画している。
学校行事
充実した国際交流が図れる希望制のニュージーランド留学
希望制のニュージーランド留学制度は、夏季休業中の3週間滞在する短期プログラムと、5か月の中期留学の2コース。どちらも国立カンタベリー大学の敷地内に所有する「そのだクライストチャーチキャンパス(SCC)」の寮に滞在し、姉妹校に通うなどの国際交流を行う。語学力の向上はもちろん、海外での生活体験が生徒を大きく飛躍させる。
他、5月のコーラス大会、9月の体育祭・文化祭、3月修学旅行(2年次)など、クラスの団結力を育む行事が多数設定されている。
部活動
2026年度から男子も参加できる運動部も設置予定
2017年に、園田学園大学のグラウンドに全天候型のトラック、フィールド設備を整えた陸上競技専用施設を新設。人工芝・クレー・ハードの3種類を完備するテニスコートをはじめ、バレーボールコートが4面とれる広さが魅力のアリーナなど、充実の環境下で部活動を行える。
どのコースの生徒も部活動に参加可能。文武両道の生徒が多い。女子バドミントン部は全国常連で、毎年多数の好戦績を残す。ほかにも、陸上競技部が全国大会に出場。多くの運動部が、全国大会を目標に日々練習を重ねている。文化部では、吹奏楽部の人気が高い。2026年度からは男子テニス部・サッカー部・野球部・バスケットボール部の設置を予定。
生徒会活動も活発。体育祭、文化祭などの行事運営のほか、不要な洋服をNPOに送る「休眠衣料」の活動を長年続けている。毎回かなりの数が集まり、100名近い生徒がボランティアで参加。生徒会が中心になり、社会貢献への意欲と実績を培っている。
進路指導
満足のいく進路を実現できるよう、さまざまなサポートを提供
入学直後の早い段階から「園田学園大学体験講座」「進路ガイダンス」などで「なりたい自分」について考える機会を提供。高校1年次には保護者を含めた個人面談を行い、2年次からの選択授業や文系・理系について考える。進路指導室が生徒全員の個別面談を行うことで、一人ひとりの学力分析はもちろん、個性や資質までを細かく把握。進路指導室・担当教員・保護者・生徒が一体となり、それぞれの希望進路に合わせたカリキュラムで実力アップを目指す。
3年次には進路別の夏期講習や特別授業、数多くの面談を行うなど、合格対策を徹底。また、園田学園大学への内部進学制度を設定。3年間の学習成績をはじめ、クラブ活動や生徒会活動といった学校生活での取り組み、内部進学試験の結果によって推薦される。
主に児童教育や看護、栄養を学ぶ併設大学では、小学校の教員免許、幼稚園、保育士などの資格が取得できる。高校入学時点で、将来の職業を決めており、内部進学をめざす生徒も多い。内部進学は、3年間の学習成績+様々な模擬試験の点数などを加味して推薦で決まる。豊富な指定校推薦枠を利用して、他大学へ進学する生徒も多い。
その他
2026年度から2年進級時のコース変更が可能に。放課後学習講座も新設
生徒たちは多様な経験を積む中で、自分のやりたいことや学びたいことを見つけていく。そのことにより生じる進路変更に対応したいと、新3コース制導入後は2年進級時に一定の学力条件を満たせば、コース変更も可能となる。併せて、全コースが利用可能な放課後学習講座を設定。週2~3日の放課後に、大学受験対策から日々の授業についての大学生チューターによる学習サポートを受けられる。
また高大連携授業にも積極的。2026年度は2年生の全コースで大学と連携した探究の授業を実施予定。他、アドバンスコースの看護特別講座やキャリアデザインコース独自の高大連携授業を新設する計画が進められている。
制服
2026年度から明るいグレージュのブレザータイプの新制服に
明るいグレージュのブレザーにゴールドのネクタイとリボンがアクセントとなる新制服。ボトムスは、エンジがポイントのチェック柄スカートとネイビーのスラックスから選べる。ネイビーとホワイトの半袖ポロシャツやセーター、ベスト、ベージュのハーフパンツなど様々なアイテムが用意され、いろいろな着こなしが楽しめる。