うえのみやたいし
上宮太子高等学校
学校詳細
建学の精神、教育理念
人に愛され、信頼され、社会に貢献できる人づくり
鎌倉時代に浄土宗を開いた法然上人を学校の祖と仰ぐ。
教育理念は「全人教育の中での英才育成」。仏教精神に基づく幅広い人間教育を基礎に、勉学精進による英才開発・育成、自然と歴史の宝庫に囲まれた教育環境で過ごすことによる豊かな感性の涵養を図り、心身ともにのびやかでバランスのとれた人格の醸成をめざす。
校訓である「正思明行」は、物事を正しく見つめ、明らかに実行することの意。日々の学校生活において、「一に掃除、二に勤行、三に学問」を掲げ、感謝の心と謙虚に学び続ける姿勢を大切にする指導を行う。
教育の特色
それぞれの夢の実現を全力でサポートする3コース制
5教科をバランスよく学習する「特進Ⅰ類」、3教科に集中して学力を強化する「特進Ⅱ類」、看護・医療・栄養・スポーツ・芸術など、さまざまな方向への進学をめざす「総合進学」の3コースを設定する。
・特進Ⅰ類:自ら気づき自ら取り組む「自走力」を育てる指導のもと、国公立大学への現役合格をめざす。1クラス約20人の少人数で、個別学習対応や二者面談など細やかなサポートを実施。放課後には共通テスト対策や国公立2次対策の講習もあり。約7割の生徒が部活動と勉強を両立。国公立大学の現役合格率は例年50%以上で、2023年度は64%と過去最高の結果を残す。
・特進Ⅱ類:関関同立をはじめ、難関私立大学への現役合格をめざす。1年次は特進I類と同カリキュラムで、2年次から英語中心の3教科に重点を置いた学習指導を展開。2年次以降は1日の授業時間数が最大で7時間となり、部活動により打ち込みやすい環境となる。放課後には英検対策や難関私立大学入試対策などの講座を実施。関関同立大への高大連携・指定校推薦枠が優先的に設けられているのも同コースの特長だ。
・総合進学:特進コースに比べて、ゆとりのあるカリキュラム設定で、約9割の生徒が勉強と部活動を両立。部活動や勉学の実績を活かして、関関同立や産近甲龍をはじめとする私立大学へ進学する生徒も多い。学校全体の高大連携・指定校推薦枠は132大学821名分と、非常に豊富。
3年次文系では、看護・医療系に対応した授業も設定。中学時代の学習範囲の学び直しを行うリメディアル補習など、個々の学力に合せた指導も受けられる。
施設設備
保護者利用もOK!紀伊国屋プロデュースの図書室
自然豊かな2万坪のキャンパス。サッカーコート1面・テニスコート4面の広さを持つグラウンドがあり、充実した部活動が行えると評判。
図書室は「紀伊国屋書店」がプロデュース。書籍のプロが図書の選定のほか、ディスプレイも行い、生徒たちが本を手に取りやすい環境を整える。また、「生徒だけでなく保護者も共に学ぶ」を掲げ、保護者への図書の貸し出しにも対応。多くの保護者が利用している。
食堂は定番の定食や丼のほか、日替わりメニューも登場。小規模校ならではのアットホームな食堂で、調理員たちが生徒の相談にのる姿も良く見られる。
学校行事
友達と一緒の“制服ディズニー”を叶える修学旅行
4泊5日で東京・北海道を巡る修学旅行を2年次に実施。東京では留学生と共に行動する「ブラザー&シスタープログラム」のほか、東京ディズニーランド観光、浅草などの観光地散策を設定する。北海道では札幌と小樽に宿泊。観光や北海道ならではの美味を堪能する機会を多く設ける。修学旅行のプログラムは、生徒と相談した上で組んでいるため、生徒満足度が非常に高い内容となっている。
本物を感じてもらいたいと、劇団四季や歌舞伎などを劇場にて鑑賞する芸術鑑賞会も6月に実施する。
部活動
部活動に必要な備品がもらえる「クラブ活動応援制度」
勉学と共に部活動も人として成長するために大切な場であると、部活動への参加を推進。全コース合わせて7割以上が参加する。2022年度から設けられた「クラブ活動応援制度」は、中学校時代にクラブ活動等に熱心に取り組んできた“がんばり”を評価する制度で、同制度の適用を受け、指定クラブ*に入部した場合、クラブバッグやシューズなど活動に必要な備品が無償で提供される。
適用となる受験生の条件は
・総合進学コースに専願で出願する受験生
・高校生活でも継続、又は新たなクラブに挑戦し、勉学共に精励する強い志を持った人物であると中学校(クラブ顧問又は担任)及びクラブチーム等(監督又は指導者)より推薦を受けた受験生
*指定クラブ:硬式テニス部・ラグビー部・硬式野球部・サッカー部・女子バスケットボール部・陸上競技部・軽音楽部・吹奏楽・コーラス部・書道部
また大会参加などで長期に学校に通学できない場合は、オンラインで学習指導を行うなど、学びを止めないためのサポートにも対応する。
進路指導
面接・小論文対策では、個々に合わせたきめ細やかな指導を実施
自分の将来のビジョンを描いて、前向きに大学入試に向き合う意識を早く身につけた方が目標にたどりつきやすいと、ベネッセの「キャリアナビ」を活用し、自分の興味や進みたい道の発見を探る時間を、1年次からロングホームルームで設ける。
進路発見のきっかけとなる各種イベントも設定。大学別進路ガイダンスでは、国公立大学や難関・有名私立大学の先生を招き、各大学の特徴や学部・学科の紹介、学費などの説明を聞くことができる。また、研究施設の見学や学食体験を行う大学見学会を、国公立大学や、関西大学・近畿大学・龍谷大学などの連携校で実施する。
総合型選抜・学校推薦型選抜の入試対策として「キャリアナビ」を活用するほか、進路指導部の教員による総合型選抜に向けた面接・小論文指導などを実施。手厚い個別指導が受けられる。
その他
疑問をすぐに解決できる質問コーナーを職員室前に設ける
放課後に勉強する場として、図書室や自習教室のほか、職員室前の廊下の空きスペースを活用した質問コーナーを設置。自分の疑問を解消できる体制が整えられており、特に定期テスト前は席取りが発生するほど人気のスペースとなっている。質問には、他学年を受け持つ教員も対応する。
また、一人ひとりに寄り添った進路指導を行うため、二者面談を随時実施。勉強面でも、教科担任と担任が連動して個別講習や補習を設定し、実力向上をサポートする。
2年進級時のコース変更に伴い、学習面での配慮が必要な場合は個別補習も受けられる。
制服
伝統と革新を表現したスタイリッシュなデザイン
男子は、夏はシャツとスラックス、冬は学ランという歴史と伝統を受け継いだ学生服スタイル。女子はネイビージャケット×淡カラーのチェック柄スカートを中心としたキュートなブレザースタイル。
シャツは青と白、女子のボトムスは、無地とチェック柄のスカートのほか、無地のスラックスも用意。女子はリボンとネクタイから選べる。ユニセックスのセーターやベストなどのオプションも充実しており、自分らしく着こなせると評判の制服だ。
また、生徒の意見を聞きながら、常により良い方向へ制服を改善していく体制を学校側が整えているのも特長。