同校の教育方針は、「21世紀に活躍できる世界市民の育成」である。世界市民の育成には、多文化・異文化理解などの体験や体感が重要である。その大きな特徴の一つとして留学制度を設け、多くの生徒が留学を体験できる機会がある。まず、中学1年生から高校1年生を対象にしたオーストラリアの海外研修プログラムは、8月の約2週間を活用して高校の中長期留学の準備プログラムとして実施している。更に高校1年生の1月からは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、イギリスなどに3ヶ月間、6ヶ月間、1年間の留学制度を設けている。留学の出発までの事前学習には、オリエンテーションの充実やオンラインでの英会話練習なども実施している。そして、現地校でも高校1年生に在籍し、日本と同じような科目を履修し、帰国後もしっかりと単位互換できる指導を行っている。現地で培った知識や思考力を帰国後の学校生活でも十分に活用してもらい、授業に生かしてもらうことを期待している。留学で重要なことは、本人のやる気とどんな環境でも負けないタフなマインドが必須であり、それを留学前にしっかりと学ぶことが大切であると考えている。