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目黒日本大学高等学校 

スクール特集(目黒日本大学高等学校の特色のある教育 #2)

ハイレベルな教育で、 国公立、難関私大の進学を目指す「特進クラス」

日本大学の準付属校として新たなスタートを切った目黒日本大学高等学校。日大への進学を目指すクラスとは別に「特進クラス」を設置し、難関大学に現役合格できる学力を養成。その教育の特色を取材した。

2019年4月、日出高等学校から日本大学の準付属校として生まれ変わった目黒日本大学高等学校。「進学」と「スポーツ・芸能」のコース制を敷き、進学コースは、「特進」(2クラス)と「N(日本大学)進学」(6クラス)の2種類のクラスを設置している。今回は、ハイレベルな教育を行い、国公立、難関私立大学への進学を目指す特進クラスをクローズアップ。広報部長の天野正貴先生と今年の新入生に教育の特色についてインタビューを行った。

ハイレベルな授業と、 個別の能力を伸ばす指導を展開

 2019年度から日本大学の準付属校となり、日本大学への推薦枠が大幅に増加する同校。こうした付属校の制度を利用して、全員が日大進学を目指しているのが「N進学」クラスだ。他方「特進」クラスでは、国公立や難関私立、医歯薬系の大学の現役合格を目標に設定。ハイレベルな授業を展開し、1年次から大学入試問題に取り組むなど基礎学力の定着に加え、応用力の養成を図っている。
「1年次はまず、学習習慣を確立するために、定期的に小テストを行い、課題もほぼ毎日提出しています。家庭でしっかり学習ができていれば、たとえば数学などは、授業中に演習の時間を多く取る必要がなくなり、代わりに大学の過去問などを出題することができます。生徒たちも受験を想像して挑戦意欲が湧くようで、途中式が不十分であっても、自力で正解を出してきますね。こうした力を大切にして、早い段階から伸ばしていきたいと考えています」。天野先生は全体のボトムアップとともに、一人ひとりの能力を高めていきたいと話す。「そのために全教員が集まって各生徒の学力を分析し『この生徒はこの部分を強化していこう』と個別に具体策を出し、指導に当たっています」

▶︎広報部長 天野正貴先生

英語教育を特化。 日頃の学習サポートも充実

 以前から英語教育に定評がある同校。ネイティブの教師がホームルームを担当するほか、オンライン英会話や、体育や情報の授業を英語で行う「イマージョン授業」などを実施。コミュニケーションやスピーチなど、実践的な英語力の育成に取り組んでいる。
そのほか、「学習支援センター」において個別の学習指導をしたり、夏期休暇には4泊5日の勉強合宿(全員参加)を行うなど学習のサポートも充実している。「勉強合宿では、学習計画の立て方やスケジュールの管理まで指導しました。そこで身につけたことが、日常生活に役立っていると話す生徒も多いですね」と天野先生。
「また1学期は、ノートの書き方やノートで振り返りする方法なども丁寧に指導しました。しかし、いつまでも教員が付きっ切りでは、これから迎える大学受験を乗り切ることができません。計画の立て方や学習法を習得した後は、生徒が自主的に行動するよう2学期は『自立』を促していきたいと考えています」。

特進クラスの1年生へインタビュー

今年、入学した特進クラスの1年生は、どのような学校生活を送っているだろうか。2人の生徒に話を聞いた。

Fさん 特進クラス1年生 部活動:フラ・タヒチアンダンス部、パソコン部、ボクシング部

Q まず、この学校の選んだ理由から教えてください。

A 学校見学をした時、先輩たちが明るく挨拶をしてくれ、活気のある雰囲気が気に入りました。この学校なら、一生に一度しかない高校時代を、充実して過ごせるのではないかと思い、志望しました。

Q 学校の授業、学習環境はどうですか?

A 先生の教え方がとてもわかりやすく、授業も生徒のペースを見ながら進めてくれます。クラスの仲間も勉強に対する意識が高く、わからないところは教え合うなどみんなで協力して学習をしています。
 定期的に小テストがあるのですが、範囲が限られていることもあって目標をもって勉強することができます。100点を取ると達成感が得られて、次も頑張ろうとやる気が出ます。その積み重ねで力が付いていくように感じます。

Q 多くのクラブに所属していますが、勉強との両立はどうしていますか?

A 高校では、新しいことにチャレンジしたかったので、部活もがんばりたいと思いました。フラ・タヒチアンダンスは他の学校にはないクラブだし、パソコンはこれからの時代に必要。ボクシングも前から興味があって、兼部することにしました。部活の後は、ほぼ毎日、学習支援センターへ行って復習し、できなかったところは家に帰ってその日のうちにやり終えます。学校の授業、部活、自主学習のサイクルを作り、勉強との両立を図っています。

Q この学校でやりたいこと、チャレンジしたいことは?

A まず、10月に日大の付属校が集まったスピーチコンテストに、学校の代表として出場するので、いい成績を収めたいです。これからやりたいことは、部活や勉強、行事などの活動を通して新しい自分を見つけることです! 将来、何をしたいのかを想像しながら、いろんなことにチャレンジして自分の進路を決めたいと考えています。

Q 意欲的な毎日を送っていますが、その原動力は?

A 実は、私は受験で第一志望の学校に落ち、悔しい思いをしました。でも、この学校に縁があって入学できたのだから、ここでしかできないことをやってみよう! という気持ちがより強くなりました。それが一番の原動力だと思います。

Q 受験生へメッセージをお願いします。

A この学校は、勉強、部活、委員会、明るい校風などすべてがおすすめで、自分ががんばってみたいことを実現できる機会、場所がそろっています。まだ、自分の中で「これだ!」というものがない人は、ぜひ、目黒日大に来てください。必ずやりたいことが見つかります。

Sくん 特進クラス1年生 部活動:英語部

Q この学校を選んだ理由は?

A 授業の進度は速く、難しい内容の時もありますが、先生は生徒が苦労しているところを把握し、その単元は丁寧に教えてくれます。反面、みんながわかっているところはどんどん進めるなど、緩急をつけて指導してくれます。
 また週に1度、IP(Inquiry Program)という探究の授業があります。グループに分かれて企業の課題点を発見し、その改善点を考えてプレゼンテーションをします。そういう学習も目黒日大ならではで、面白いです。

Q 部活動や、その他の活動はどうですか?

A 英語部はネイティブの先生が指導をしていて、文化祭やサマーライブなどのイベントで、クイズ大会をしたり、英語劇を披露したりしています。クラブにはいろいろなコースの生徒や先輩がいて、交流できるのが楽しいですね。また部活の間は、生徒同士でも英語を使って話をしているので、コミュニケーションの力も身につきます。2年生になると、渡航地を選べる修学旅行があるのですが、自分は英語を使ってみたいのでカナダを希望しました。その他、ハワイ島・ドイツ・ポーランド・シンガポール・マレーシア・オーストラリアがあります。

Q これからチャレンジしたいこと、将来の夢を教えてください。

A 苦手教科の国語を克服したいです。今もわからないところは先生に質問したり、学習支援センターのチューターに教えてもらったりして学習を進めています。
将来は、英語やコミュニケーション力を活かしながら航空会社関連の仕事をしたいです。

Q 受験生へメッセージをお願いします。

A 目黒日大は英語もそうですが、学習環境が充実し、行事や部活動もさかんです。他学年との交流もできて、毎日の生活が楽しめる学校です。ぜひ一度、学校を見に来てください!

社会に柔軟に対応できる人間を育成

 天野先生は、こうした新入生の声を聞き、生徒たちにチャレンジ精神が根付いていることを再確認したと話す。
「私たちは、学校をたくさん失敗できる場にしたいと考えています。間違ってもいいので、自分の考えを表現しよう! 集団生活のルールやマナーなどを守っていれば、何でもチャレンジしていいんだよ! と呼びかけています。また、特進クラスの生徒も部活の参加率は高く、それが学習に対して良い影響を与えています。
 現在、日本大学への内部進学の目安となる基礎学力到達度テストの成績を見ると、特進クラスは99%が合格ゾーンにいます。そのうち半分以上は、国公立大学へチャレンジできる学力があります。ちなみに国公立を受験する場合は、日本大学との併願が可能です。そして今後は日大という総合大学の強みを出すためにも、医歯薬系の合格者をもっと出していきたいと思っています」

 最後に、天野先生に、これから育てたい生徒像について語ってもらった。
「学力をつけることはもちろん重要ですが、その前に基本的なマナーなどの人間教育は変わらずに大切にしていきます。本校の教育理念は『しなやかな強さを持った自立できる人間を育てる』というものです。まさに、この一言に尽きるわけで、人間を形成する根本的なことを大事にしながら今の時代に必要な力、スキルを磨く教育を行って、社会に柔軟に適応できる人材を育てたいと考えています」

<取材を終えて>
特進クラスの特色もさることながら、生徒たちが学校生活の様々な場面において、意欲的に活動していることが印象に残った。天野先生の話では、理事長をはじめ管理職の人たちが、「生徒のためになることは、何でもやってみよう。やってみてうまくいかない時は、考え直せばよい」と新しい取り組みに前向きで、教員間の風通しも良いという。先生たちのチャレンジ精神やチームワークが、生徒たちに波及していると感じた。また、兄弟姉妹で進学している生徒が多いことから、同校の教育に対する保護者の信頼の高さも伺えた。

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