私立高校

女子校

とうきょうかせいだいがくふぞく

東京家政大学附属女子高等学校

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学校詳細

建学の精神、教育理念

「自主自律」を体現し世界で輝く女性を育成

建学の精神「自主自律」と教育理念の生活信条「愛情」「勤勉」「聡明」を実践し、豊かな知性と品性を備え、世界で輝く自律した女性(KASEI WOMEN)を育成。人生100年の時代と言われ、ライフスタイルが多様化する中で、高校生のうちに自分の将来像をイメージして自己を磨いていけるようにサポート。自分が理想とする「25歳」を追求するキャリアプログラム「ヴァンサンカン・プラン」を通して、社会で活躍し貢献する女性の具体像を考え、それに向けて今なすべきことを積み重ねていく。1881年の創立当時から掲げている建学の精神「自主自律」のもとで、「探究学習」や「英語プレゼン力」の育成といった先進的な教育も導入。世界で輝ける未来を自身で創造していけるように、そのきっかけとなるような体験ができる環境を整えている。

教育の特色

理想の未来を実現するための「未来学力」を育成

クラス編成は、国公立や早慶・GMARCHなどの難関大学を目指す「特進(E)クラス」と、東京家政大学への内部進学や他大学への外部進学を目指す「進学(i)クラス」。高1の1年間は高入生のみのクラスで、全教科型の探求講座「Kaseiセミナー」を通して学力の定着を図り、自ら課題を設定し解決する能力となる「未来学力」を育成する。高2からは中入生との混合クラスとなり、「OG講演会」や「進学ガイダンス」などの進路実現に向けたサポートと、「模擬試験対策講座」や「勉強合宿」などの学習サポートを行う。
グローバル教育を推進しており、英語4技能の育成と大学入試共通テストへの対応を強化。ネイティブ教員による指導をはじめ、他教科を英語で学ぶイマージョン(短期集中講座)やライティング講座なども実施している。「English Room」(予約制)では、異なる文化的背景を持つ5人のネイティブ教員とマンツーマンで会話。英語力の向上だけでなく、日常会話を楽しみながら各国の文化や考え方などを学ぶ機会にもなる。大学教育レベルの英語力として注目されているTEAP受験に向けた対策講座なども行って、進路の選択肢を広げる。

施設設備

充実した施設・設備で夢の実現をサポート

緑豊かなキャンパス内に、こども園、中学・高校、大学がある。子どもたちと接し、大学生をロールモデルとして学べる環境が整っているわけだ。
全員にiPadを貸与し、毎日の課題を記録するなど、eポートフォリオにも対応している。朝や放課後の校内学習には、ネイティブ教員とマンツーマン学習(予約制)ができる「English Room」や20時まで利用できる自習室などを用意。46台のパソコンを備えたコンピュータ室やリスニングや情報の授業で活用するCALL教室(Computer Assisted Language Learning Room)では、デジタルメディアに親しめる。理科実験室は2室あり、顕微鏡は1人1台使用可能。高校用調理室や高校図書室があるほか、高校生は大学の図書館を利用することもできる。調理施設と一体型のランチルームは高校生も利用でき、キャンパス内にコンビニエンスストアもある。
運動施設も充実。温水プールは25メートル×6コース、電光タイム測定掲示板を完備。更衣室には、次の授業までに素早く身だしなみが整えられるようにシャワーやドライヤーなども揃っている。水泳の授業は、得意な生徒が苦手な生徒に教えるなど、アクティブ・ラーニングの一環として実施。広大なグラウンドのほか、用途別に3つの体育室を備えた体育館、テニスコートは7面など、多様な部活動に対応。中庭のビオトープでは、120種の野草、メダカやドジョウ、蝶やセミなどの姿も見られる。

学校行事

運動会の目玉は「仮装ダンス」

中高合同の運動会は、校外の体育館を貸し切って行われる。天候に左右されずに開催できるので、毎年多くの保護者が訪れる。企画・運営のすべてを生徒主体で行い、異学年交流の場にもなっている。見所は、高校3年生各クラスによる「仮装ダンス」。生徒たちと各担任を交えてのパフォーマンスは、毎年一番の盛り上がりを見せる。
「緑苑祭」(文化祭)は、中学・高校と大学が合同で開催。中学・高校は、ステージ発表や趣向を凝らした学年の展示発表など日頃の教育活動を紹介するほか、部活動の発表などを行う。「緑苑祭」の中で合唱祭も開催。PTAや後援会も参加して、保護者も生徒たちと一緒に「緑苑祭」を盛り上げる。

部活動

全米2位の入賞経験もあるドリルチーム部

キャンパス内の施設を有効に活用し、充実した活動を行っている。文化部は、ブラスバンド部、手芸部、食物研究部、理科研究部など。食物研究部では、調理だけでなく食品に関する研究も行っており、東京家政大学生活科学研究所主催の「生活をテーマとする研究・作品コンクール」での受賞経験もある。学校説明会では手作りクッキーを配布し、緑苑祭(文化祭)で販売する手作りパンは長蛇の列ができるほどの人気。
運動部では、ドリルチーム部「INGERS」が活発。全国大会での優勝経験だけでなく、全米チアダンス選手権大会で2位入賞(2018年)やUSA Nationals Pom部門全国10位(2019年)の実績もあり、校外の活動にも積極的に参加している。ソフトボール部は、インターハイ都大会でベスト8の実績もある強豪。そのほか、専門コーチによる指導のもと、温水プールで中・高一緒に練習している水泳部、7面のテニスコートで充実した練習ができるソフトテニス部なども人気。ソフトテニス部は、インターハイや関東大会など、多数の大会出場の実績がある。

進路指導

希望の進路実現に向けてサポート

東京家政大学への内部推薦枠は154名分あり、内部推薦規定を満たすことで進学可能。進学校としても進路実績が注目されており、指定校推薦だけで約160校(約640名分)ある。全体の現役進学実績は約96%、特に「進学(i)クラス」の現役進学率は高く100%という実績を誇る。
キャリアプログラム「ヴァンサンカン・プラン」を通して、自分が理想とする「25歳」の実現に向けて高校時代にすべきことを積み重ねる。OG講演会、学部・学科研究 (オープンキャンパス参加)、ボランティア体験・発表、職業研究、「25歳の私」をテーマにした作文など、年齢に合わせた課題に取り組み、「なりたい自分」「目指す将来像」に向かって学びを進める。進路指導の一環として、大学の模擬授業なども実施。放課後や長期休暇を中心に、弱点を克服するための補習と、力をさらに伸ばすための講習も行っている。

その他

「人間力が光る学校説明会」「英語力を磨く海外語学研修」

学校説明会では、中・高生の有志による「アドミッションスタッフ」が活躍。受付、誘導、プレゼン、懇談などを生徒が行い、その場で出た質問に生徒が直接答える。事前に用意されたテーマに沿って生徒が話すのではなく、生徒目線で学校生活や受験勉強での経験談などが語られる、台本なしの説明会。建学の精神「自主自律」の体現と在校生の「人間力」に魅力を感じて入学したという生徒も多く、「次は自分がアドミッションスタッフをやりたい」という気持ちが自然に芽生えて引き継がれていく。
授業で身につけた英語力をさらに高める海外語学研修として、ホームステイをしながら現地の学校へ通う「オーストラリア体験入学プログラム」(14日間・希望者)、マンツーマンの授業で4技能をバランスよく鍛える「セブ島英語集中合宿プログラム」(4週間・希望者)、大学の学生寮に宿泊しながら英語でESLの授業を受ける「カナダ語学研修プログラム」(15日間・希望者)といった海外プログラムが用意されている。イングリッシュキャンプ(3日間・必修)は、都内近郊の研修施設を利用して、英語漬けの3日間で英語力に磨きをかける。