ていきょう
帝京高等学校
学校詳細
建学の精神、教育理念
豊かな人間関係を築いて人間的に成長
昭和18年、旧制帝京中学校として開校。「正直・礼儀を重んずる」を校訓として掲げ、生徒の人間力を向上させることに力を注いでいる。他者に認められ、豊かな人間関係を築くことが自身の成長につながると考え、その基本を大切にした教育を行っている。来校者への挨拶をはじめとする礼儀正しさは、自然な振る舞いとして先輩から後輩へと受け継がれている。
教育の特色
目標達成に向けて教師がしっかりサポート
生徒の進路目標や学校生活への展望に合わせたサポートができるように、4つのコース別にカリキュラムが組まれている。
「特進コース」は、予備校や塾に通わずに国公立や難関私立大学に一般入試で合格することを目指す。長期休暇中も補習ではなく授業を行い、学力が伸びるように年間を通してしっかりサポート。
「進学コース」は、一般入試だけでなく、推薦入試や内部進学など多様な進路に対応。私大受験に絞って必要な教科を徹底的に鍛える「難関私大クラス」もあり、クラブ活動と受験勉強の両立を目指すこともできる。
1998年から設けられている「インターナショナルコース」では、長年の経験から授業内容を精査し、「国際関係」や「時事英語」といった独自の科目も取り入れている。英語圏現地校に留学する「海外留学過程」と、国内でネイティヴ教員による指導のもとで英語力を身に付ける「英語特化課程」のどちらかを出願時に選択。
「アスリートコース」(指定強化クラブの監督推薦が必要)は、クラブ活動の時間を十分に確保するために、文系に重点を置いたカリキュラムが組まれている。
施設設備
バリアフリー整備の明るい校舎
自然光を十分に取り入れた明るい校舎は、多様な生徒を受け入れるためにバリアフリーの環境が整備されている。すべての教室が冷暖房完備で、セキュリティ対策も万全。 豊富な資料を揃えた進路閲覧室、情報教育を行うITルーム、厳選された図書が並ぶ図書室、人工芝のグラウンド、開放感のあるキャンティーン(食堂)など、充実した学校生活が送れる環境が整っている。
学校行事
修学旅行はコース別に実施
修学旅行は、コースによって行き先や時期が異なる。「アスリートコース」は、各競技の大会日程と重ならない時期に実施。「進学コース」は北海道でのラフティングやファームステイなど、大自然の中で東京ではできない様々なことを体験する。「特進コース」は短い日程でも学びのある旅先を選び、「インターナショナルコース」は修学旅行としては実施しないが、留学やイングリッシュサマーキャンプがある。
体育祭は、毎年熱戦となるクラブ対抗リレーをはじめ、運動が苦手な生徒も楽しめる競技も盛り込んだプログラムとなっている。文化祭(蜂桜祭)は中学校と合同で開催。教師と生徒による文化祭実行委員が中心となって運営し、展示、模擬店、各クラブの交流試合やコラボ企画などが行われる。後援会によるバザーは、地域住民との交流の機会にもなっている。
部活動
文化部では吹奏楽部(ジャズ)が人気
「全国大会で優勝したい」「仲間と楽しく過ごしたい」「高校から新しい競技を始めたい」など、生徒がクラブ活動に何を求めるかに応じて選べるように多種多様なクラブを用意。文化部は15部あり、ビッグバンド編成でジャズを演奏する吹奏楽部は「スチューデントジャズフェスティバル東日本大会」で3期連続「最優秀賞」を受賞している。運動部は、全国大会で優勝実績があるサッカーや硬式野球をはじめ、チアリーディング、少林寺拳法、居合道、ローンボウルなど18部。そのほか、百人一首などの同好会が3つある。
進路指導
コース別のきめ細やかなサポート体制
「特進コース」は一般入試を前提に、河合塾や駿台の模試も組み込みながら年間を通して受験を意識した指導。「進学コース」には将来の進路を決めずに入学する生徒もいるため、どんな選択肢があり、学びたい学問ができる大学はどこか、そしてその入試傾向など、目標を絞り込むための様々な進路学習プログラムを用意。自己推薦やAO入試の希望者には、小論文や面接の練習なども行う。「インターナショナルコース」では、自己推薦やAO入試の強みとなる英検やTOEIC、TOEFL iBT対策にも力を入れている。「アスリートコース」はクラブ活動を優先しているため、体育系や文系の学部への進学を中心にサポート。
その他
9教科合計での併願優遇措置
2019年度の入試から併願優遇措置の基準を変更。「進学コース」では、中学校第3学年における成績が9教科すべてに1がなく、1学期または前期ないし調査書の評定合計が5教科で19以上、もしくは9教科の合計34以上で優遇措置が受けられる。5教科または9教科の合計が基準に達していない場合でも、特別措置として英語検定、漢字検定、数学検定、語彙読解力検定のいずれかで3級があれば加算「1」、複数取得の場合は加算「2」とする。準2級取得(英検の場合は1次合格も可)の場合は「2」を加算。一般入試では、公私を問わず併願先の学校についての制約は設けていない。