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しばうらこうぎょうだいがく

芝浦工業大学高等学校 2017年4月より芝浦工業大学附属高等学校へ校名変更予定

スクール特集(芝浦工業大学高等学校の特色のある教育 #1)

2017年4月、豊洲にキャンパスが移転。女子クラスを新設し、高大連携の強化へ

2017年、新しい場所で、新しい教育が始動します/大坪隆明 校長

芝浦工業大学の附属校という特色を活かし、理工系人材の育成に力を入れている芝浦工業大学高等学校。そして2017年4月、中学高校のキャンパスが、現在の板橋区から芝浦工業大学のメインキャンパスがある江東区豊洲へ移転します。新校舎の開校を機に、校名を「芝浦工業大学附属高等学校」に変更。また、理工系進学を目指す女子クラスを新設するなど、新しい取り組みも始まります。今後、同校がどのような教育を展開していくのか、大坪隆明校長に話を聞きました。

高大一貫で女性の研究者、技術者を育成したい

まず、本校が女子の受け入れを開始するに至った経緯からお話しします。
日本は先進国のなかでも、女性の研究者、技術者の数が決して多くありません。近年は、国をあげて育成しようという気運が高まり、芝浦工業大学でも、2013年に文部科学省補助事業の採択を受け、「男女共同参画」の取り組みが始まりました。現在、同大学の女子学生の割合は約15.6%。今後さらに女子学生、及び大学院へ進学する女性を増やしていくことを目標に掲げています。
そうした背景のもと、本校も女子を募集し、大学と連携して、女性の研究者、技術者の育成に関わるべきではないか。こういう試みは、「芝浦」だからこそできるのではないか。そんな議論があり、社会的にも意義のある「理工系女子の育成」にチャレンジすることにしたのです。

日本で初めての理工系女子クラス

2017年度の入試から、約30名の女子生徒を募集します。男子生徒は、これまでと変わらず、約30名の募集を継続。入学して1年次は男女別クラス(男子1クラス、女子1クラス)を設置し、2年次から高校入学生だけで共学クラスをつくる予定です。

本校は、以前から芝浦工大と連携した教育を推進し、大学の研究に触れたり、実践する機会をたくさん設けてきました。それにより生徒たちは、自分が大学へ進学した時の姿や、将来像を描くことができ、理工系へ進む場合も、明確な夢をもった上で進路を選択しています。
女子においても、中学生の段階で、理工系やモノづくりに興味関心のある生徒は必ずいると思われます。日本で初となる「理工系女子クラス」で、同じ志をもつ生徒同士が学び合い、男子同様、芝浦工業大学、またはさらに上位の理工系学部への進学を目指してほしい。私たちはその道筋をつくる教育をしっかり行っていきます。

ちなみに高校からの入学生(高入生)は、中学からの入学生(一貫生)とは別のカリキュラムとなり、ホームルームが交わることはありません。ただし、3年次の選択科目などで、一緒に授業を受ける可能性はあります。クラブや委員会、生徒会などは、共に活動を行います。
また、高入生に対しては、海外の修学旅行を考えており、現段階で渡航先はカナダを検討しています。

初めての女子生徒募集。すでに、制服も決まっています。

高大連携でモノづくりや実験のプログラムを実施

本校は、豊洲への移転を機に、高大連携の教育をますます強化していきます。高入生には、自律自走式のクルマ「ライントレーサー」を作るプログラム制御ロボットの講座や、スターリングエンジンの製作、生命科学実験、建築デザインなどのプログラムを用意する予定です。このようなモノづくりや実験、研究は、大学の先生の指導のもと、2時間続きの授業で、1年間を通して行います。

また、2年生を対象に、芝浦工大全学部全学科の教授陣が、「専門講義」を行う理系講座を設けています。芝浦工大には、工学部、システム理工学部、デザイン工学部、建築学部(2017年4月開設予定)の4学部、16の学科があります。生徒たちは、それぞれの学科の講座に何回でも参加をすることが可能。自分の興味のある分野を深く調べたり、各学科を比較検討したりして、最適な進路を見出していきます。

さらに3年生では、芝浦工大の各学科の研究室の見学会を実施。生徒たちは大学教授や学生たちから、研究内容などを直接聞くことができ、自分の進路を具体的に考える機会として活用しています。

ICT設備が充実した新校舎。アクティブラーニングを促進

次に新しい校舎を紹介します。1階は、理工系教育に取り組む本校の特色を打ち出したフロアーになっていて、理科実験室は、生物実験室、化学実験室、物理・地学実験室の全3室。そのほか、ロボット製作やプログラムを行うロボット技術室、金属・木材を加工する加工技術室、大型機械の使用も可能なファクトリー、デスクトップPCを100台設置したコンピューター室を集約しています。また、鉄道の歴史や技術の資料等を展示する「しばうら鉄道工学ギャラリー」も、エントランスの近くに配置します。
そして全館にWi-Fi、各教室にプロジェクターを設置。視聴覚教材を備えた英語専用の教室「イングリッシュ・スクエア」や、グループ学習に最適なアクティブラーニング専用の教室(AL教室)もつくります。

これからの教育は、教師が一方的に教えるのではなく、生徒が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」型の授業が、より重要視されます。自ら課題を見つけ、グループ学習をしたり、実際に体験をしたりして、考えを深め、問題を解決する。そして最終的に他人に伝えることで、本物の学力が定着します。本校は、このような「アクティブラーニング」の手法を、さらに充実させていきます。
なお、2017年度の新1年生から、入学時に学校指定の2 in 1 PCを購入していただき、授業だけでなく家庭学習にも活用していく予定です。本校ではプログラミング教育にも力を入れています。コンピュータをただ調べるだけのものではなく、コンピュータとしての能力を発揮させて様々に活用する教育を実践しています。

芝浦工大をはじめ難関大学へ進学

最後に、卒業後の進路ですが、2015年度(2016年3月卒)は高入生、一貫生合わせて、約87%の生徒が、現役で四年制大学に進学しました。そのうち理工系の進路を選択したのは64%。また約42%が芝浦工業大学に推薦制度を利用して進学し、それ以外の生徒104名のうち、15名が国公立大学、早慶上理に40名、GMARCHに46名が合格しました。芝浦工大の難易度は、MARCHの理工学部と同程度で、現役の進学者は芝浦工大及び国公立、難関私大に進学しています。

芝浦工大への推薦は、高校3年間の平常成績、人物評価、高3の11月に実施する推薦試験の成績、校長面接で総合評価を行い、12月に決定します。その後、総合成績順に大学から示された学科枠へ振り分け、面接を経て、1月に合格が通知されます。

また、芝浦工大への推薦入学希望者で、学業、人物ともに優秀な生徒は、高校3年次の秋に3か月間の海外留学の機会が与えられます。留学先の授業料は全額免除で、生活費も一部免除。昨年度は4名の生徒がアメリカ、ニュージーランドに留学しました。

2017年度は、キャンパスの移転、理工系女子クラスの設置など、本校にとって大きな転換期を迎えます。未来を見据えた新しい教育に取り組み、今まで以上に高大一貫による理工系人材の育成を目指していきたいと考えています。

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