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さくらがおか

桜丘高等学校 

スクール特集(桜丘高等学校の特色のある教育 #1)

アウトプット指導をさらに強化!2021年度から新コース始動

2021年度からこれまでの2クラスを改称し、新たに2コースを開設して4コース制としてスタート。4コースそれぞれの特色とは?

2021年度から、特進・特待クラスを「アカデミックコース(文理特進)」、CLクラスを「グローバルスタディーズコース(グローバル探究)」と改称し、新たに「スーパーアカデミックコース(難関選抜)」と「キャリアデザインコース(キャリア探究)」を開設。4コース制となった経緯やそれぞれの特色について、高橋知仁校長先生に話を聞いた。

社会で求められる「アウトプット能力」に着目

今回のコース制導入に至るまでには、今の社会で求められている力を伸ばす「アウトプット指導」を強化したいという思いがあった、と高橋校長先生は語る。

「日本はインプットを中心にした指導に定評があり、伝統的に一斉授業を行ってきました。しかし、『一家に1台の固定電話』から『1人1台のスマホ』へと、時代は変わっています。社会で求められる資質も変わり、集団より個人が重視されるようになりました。そのような社会で求められる人材を育成するためには、インプット指導でしっかりベースを作り、その上で発信力や表現力を育てるアウトプット指導を強化していく必要があります。また、それぞれの得意な部分を伸ばせるプログラムも取り入れたいという思いもありました。これらの実現を目指し、集団から個人へという今のニーズに合わせてカリキュラムを組んで編成したのが、この4コースなのです」(高橋校長先生)

▶︎高橋知仁校長先生

ICTの活用で効率のよい個別指導が実現

同校での教育の中核となっている「アカデミックコース」は、一橋大学やお茶の水女子大学、早慶上理などの難関大学への合格実績を伸ばし、これまで培ってきたノウハウによる成果が注目されている。そのノウハウを活かして、さらにアウトプット指導を強化した最上位のコースが「スーパーアカデミックコース」である。

「これまで学校教育においては、アウトプット能力を高める指導に関してはあまり開発されてきませんでした。なぜなら、アウトプット指導は個別指導と親和性が高く、一斉授業では対応が難しいからです。しかし、大学入試は英語や小論文など、従来型の教育ではカバーしきれない形になってきています。個別を前提としたプログラムで、表現力や発信力をしっかり育てたいと考えていました。それを可能にしたのが、ICTの活用です。一斉授業では難しかった個別のケアが、効率よくできるようになりました。例えば、これまでのやり方で英作文の添削を行うと、多くの時間やマンパワーが必要です。そこで、e-Learning学習サイトを活用したオンラインでのマンツーマン指導(大学受験専用英作文対策パック)を取り入れました。これにより、効率よく英作文の力を伸ばしていくことができます」(高橋校長先生)

「スーパーアカデミックコース」では、「大学受験専用英作文対策パック」のほか、セブ島の外国人講師による「オンライン英会話」や現役東大生による「放課後講座」、自分の考えを論理的に文章にして伝えるための能力を育てる「文章能力養成講座」など、個別対応でアウトプット能力を育成するプログラムが充実している。また、有名大学の教授から直接指導が受けられる「学問探究ゼミ」では、高1から大学の知を体感し、主体的に学ぶ心を育成。ICTとマンパワーの活用で、これまで以上にアウトプット能力を高めていくことが可能となった。

「『勉強しなさい』と言われてやる生徒は少ないので、内発的な動機付けが重要となります。本校では、ICTを活用して努力や評価を可視化し、生徒たちのモチベーションを高めることでも成果を出してきました。可視化してモチベーションにつなげるまでを丁寧にケアしていけば、そこから先はグンと伸びていきます。『アカデミックコース』で成果を出してきたそれらのノウハウを活かして、主体性や表現力、思考力といったアウトプット能力をさらに高めていくのが『スーパーアカデミックコース』なのです」(高橋校長先生)

様々な分野の外部講師によるグローバルな探究学習

「CLクラス」から改称された「グローバルスタディーズコース」では、英語の授業の多くをNET(Native English Teacher)が担当。日常的に英語を使って4技能をバランスよく伸ばすほか、セブ島で10週間の集中英語特訓も実施する。第2、第3外国語として、高2と高3は週1時間ずつ、中国語とフランス語の体験講座を履修。語学を身に着けながら、その背景にある文化についても学ぶ。3年間のプログラム「グローバルイシューズ(地球規模の問題への探究学習)」では、地球規模で起きている諸問題について考察し、プレゼンテーションなどの活動を通じて表現する力を育てる。また、NPOやベンチャー・ビジネスなど、様々な分野で活躍している外部講師から話を聞き、世界に対する視野を広げてキャリア形成にもつなげる。このプログラムは、新設された「キャリアデザインコース」でも実施。同コースでは、ジェネラリストを目指すのではなく、「得意」を活かすことで資質を高めていく。

「新設の『キャリアデザインコース』では、大学入試よりも先に、自分の『得意』を活かして社会でどのように貢献するかを考えます。自分の価値を高校生のうちに意識して、将来の自分像をイメージした上で次のステージへと進んでいくことができるのです。例えば、デザインが得意な人はどのような形で社会に貢献できるでしょうか。一例として、農家と提携し、作物に付加価値をつけて農家の収入を上げ、地域を活性化させるという取り組みをしている方を講師として招いて話を聞きます。企業体験も従来の体験とは違い、生産から販売まで、マーケティングや宣伝の仕方も含めて商品が消費者の手に届くまでの工程を全体的に体験するプログラムです。高校2年生から、志望動機書などの書き方も学んでいきます。このコースだけは入試に小論文がありますが、未来に対してキラリと光る希望が見られたら合格。自分の未来に興味があれば、評定が少し足りなくても諦めずに、ぜひチャレンジしてほしいです」(高橋校長先生)

休校中のオンライン指導もスムーズに対応

同校では、他校に先駆けて早くから1人1台にタブレットを導入しており、ICTを活用した学習が定着している。今回、新型コロナウイルスの影響で一斉休校になった際も、スムーズにオンライン指導へと移行できたという。

「オンライン指導は、『授業・教科指導』『ホームルーム指導』『学校生活サポート』の3分野を推進しました。オンライン指導は、管理ではなくケアであることが基本です。例えば、映像配信は教員側に熱が入りすぎて一方通行にならないように、可能なかぎり双方向のやりとりをしながら、生徒に届くことを意識しました。長時間動画を見る生徒たちの集中力や目の疲れ、モチベーションの低下などにも配慮した授業設計を心がけています。また、生徒たちにとっては、新しい先生との関係以上にクラスメートが気になるはずなので、担任が取りまとめをするオンライングループ面談を推奨したところ、生徒たちの笑顔が増えていきました。外出自粛生活の中ではメンタル面も心配だったので、Zoomや電話によるオンラインカウンセリング室も開設。様々な角度から、不安な気持ちに寄り添えるようにケアを行ってきました」(高橋校長先生)

学校再開後の対策も、アルコール消毒液の配置をはじめ、教卓部分に透明パーテーションの設置、洗面台の増設、水栓金具の交換など、できる限り感染リスクを減らせるように徹底的に行っている。ハード面だけでなく、生徒や保護者の気持ちにも配慮。入学式は規模を縮小して6月に行ったが、新たな学校生活がスタートするという実感を持ってもらえるように、新入生のために例年にはない特別なものが作られた。

「一人ひとりに『入学許可書』を作り、各クラスで入学許可書授与式を行いました。授与シーンは校内の他クラスにも配信し、3月に行った卒業式同様、各家庭にも即日に録画配信しました。一家団らんの時間に、家族であらためてお祝いしていただきたいという思いがあったからです。今後も社会情勢を見ながら、生徒やご家族の大切な命を優先し、できる限りの対応を講じていきます」(高橋校長先生)

<取材を終えて>
日常的にICTを活用している同校。休校中のオンライン指導も充実した内容だ。学習面だけでなく、メンタル面や生活面まですべてを書ききれないほどきめ細やかな対応がなされていた。学校再開後の対応についても、校長先生が自らフェイスシールドの使用感を試すなど、生徒たちが安心して授業に取り組めるだけでなく、できる限り教員たちに負担をかけずに授業ができるように対策を講じている。同校のサイトでは、学校説明会やコース説明のほか、新型コロナウイルス対策に関する動画なども公開。「桜丘information」(YouTubeチャンネル)で様々な動画が公開されているので、ぜひそちらも見ていただきたい。

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